お昼寝しましょう
楽しかった宴も終わり、アラジン達はそれぞれの修行に励む日々が続いた。
なまえはと言うと
「なまえ…」
「…ん……」
「なまえ、起きろ」
「……マス…ルール…さん?」
自室でずっと寝ていた
「シンさんが呼んでる」
「眠いんで無理って…言っといて下さい……」
「…」
布団に潜り込むなまえ。マスルールはどうしたものかと考える
基本寝ているときのなまえは、下着しかつけておらず、それ以外は何も着ていない。そんななまえを抱えて連れて行くのは無理だ
「…マスルールさん…も…お昼寝どうですか?」
なまえは目を瞑ったまま、布団を少しめくる。マスルールは少し考え、まあいいかとなまえの隣に寝転がる
「マスルールさん温かいですね」
「なまえの部屋は少し寒い」
「あそこの魔法道具から冷たいのが出てるんですよ」
私が作ったエアコン的なもの。魔法で動いてるから電気いらないし、見た目は小さなピンクの可愛い瓶だから飾りとしても置いとける
なまえの部屋だけはいつも涼しいのでよくピスティやシャルルカンが遊びにと言うか涼みにやって来る
「シンさん何か用なんですか?」
「たぶんなまえに会いたいだけ」
「なら、ほっといていいですね」
「ああ」
「何か目覚めました」
「俺は眠い」
すり寄ってくるマスルールさんが猫みたいで可愛い
「寝ていいですよ、たぶんその内シャルルカンさんかピスティが来ると思うんで、起こしてくれますよ」
「ん…」
なまえを抱き締め目を瞑るマスルール。なまえはマスルールの腕の中もう一眠りしようと目を閉じたのだった
「なまえ!!起きろ!!」
「んー何ですかもう…?ん?シャルルカンさん?」
「…先輩何スか」
「何スかじゃねーよ!!何でおまえら2人で仲良く寝てんだよ!?」
「眠たかったからです」
「眠いッス」
なまえを抱き締め直してまた寝ようとするマスルール。シャルルカンの額に青筋が一つ、シャルルカンはなまえの腕を引っ張る
「あ」
「…?あ」
「えと、いや、その…」
下着姿と言うことを忘れ、なまえを布団から引っ張り出してしまったシャルルカン。見る見るうちに顔が赤くなっていく
「あ、相変わらずいい身体してんな」
「照れてます?今照れてます?」
「ッうっせ!早く服着ろ!」
「はーい」
なまえは脱ぎ散らかしていた服を拾う
その様子をじーっと見ているマスルールに、シャルルカンは机の上にあった何かを投げつけた
「ッ!ごほっ…」
「ああああ!シャルルカンさんの馬鹿!それ魔法の粉ですよ!せっかく頑張って作ったのにいいい」
「えええ?!その魔法の粉を被ったらどうなるんだ?」
「今回作ったのは幼児化の薬ですってもう変化始まってますよ」
マスルールに視線を向ければ、シュルルルと身体が縮んで行き、5歳児くらいの姿で止まった
「…?」
「マスルールさん、私わかります?」
「なまえ」
「小さくなったのは体だけみたいですね」
「ぷっマスルール!随分可愛い姿になったな!」
「先輩のせいッスけどね」
「あ?ンだとー?」
「ちょっとマスルールさんいじめないでくださいよ!」
マスルールさんの頭をぐりぐりするシャルルカンさんから、マスルールさんを取り上げ、抱っこするなまえ
「…」ジー
「いいですよ?」
胸と顔を交互に見てくるマスルールさん。いいと伝えればそのまま顔を埋める。あ、何か幸せそう。ショタマスルールさんぐうかわ
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