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▼私の妖精さん!


「吉継さあああああん!」

「ヤレ三成よ、これまた面倒なものを拾って帰ってきおったな」


吉継さんに飛びつけば、輿に乗って逃げられてしまった。そんな照れなくてもいいのに!!!


「フェアリー吉継さん!」

「おーよしよし、そう戯れるでないわ」

「久しぶりですね!いやぁ、三成に無理矢理引っ張られて来たけど、吉継さんに会えたのでよしとしましょう」


近寄って来てくれた吉継さんに抱きついてすりすりと頭を押しつければ、頭をよしよしと撫でてくれた、これだから吉継さんはやめられないぜ!


「貴様ァ!私の時と態度が全然違うぞ!!」

「だって三成触ると斬るから」

「…」

「えー?私が悪いの?別にいいじゃないか、腰ぐらい」


そう言えば風魔はやれやれという風に首を横に振った。お腹を撫でたら殴られた、酷い


「なまえ、今日はもう遅い。泊まって行きやれ」

「おっまじですか!やりぃ!宿代が浮くね、風魔」

「…」

「仲睦まじいことよなァ…」


私の頭を撫でる風魔を見て吉継さんが呟く、何故か三成の顔が険しい、どうした三成、腹でも痛いのか?


「あ、私と風魔は同じ部屋でいいからね」

「ならん!」

「何故だ!?」

「貴様は仮にも女だ」

「仮にもじゃなく、女だ!おっぱいついてんだろうが!」

「ッ貴様!慎みを持たんのか!?」

「触ってもいいのよ!」

「ッ!?」


ぐっと三成に詰め寄ると、顔を真っ赤にして後ずさる三成


「なまえ、そこら辺で勘弁しやれ…これ以上三成をからかうでないわ」

「はーい」

「…」

「…はい」


何故か風魔にまで怒られた。でも赤くなった三成は可愛かったよ、案外初なんだね!


「…部屋に案内する、ついて来い!」

「イエッサー!」

「…」


私と風魔は三成の後ろをついていく。三成は歩くのが速いので、ついて行くのが大変だ、足の短い私は小走りだよ、まったく


「この部屋だ、好きに使え」

「はーい!風魔一緒に寝ようねー」

「だから駄目だと言っていてる!」

「何故じゃ、なら風魔にも部屋を寄越せ!ん?いらない?了解っす」


風魔は忍なので、部屋はいらないそうです。絶対あとで布団に引きずり込む










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