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▼再会は突然


幸村達の元を去ってあれから一週間、私には頼もしい仲間ができました!しかも忍者です!4日前に森を歩いていると血だらけの赤髪忍者を見つけたので、手当をしてあげると懐かれた、可愛い奴だ

最初近寄ると警戒心むき出しで、色々と手を焼いたのだけれど、今は大人しくてとってもいい子だよ。たまに私のことを馬鹿にしてくるけどね!


「風魔ーこれからどこに行こうか」

「……」

「あー確かにだいぶ日が傾いて来たね。あんまり遅くにフラフラしてたら危ないもんな」

「…」

「よし!じゃあ今日はあそこに宿をとるかな!一緒に寝ようね、風魔!」

「……」

「何だその嫌そうな顔」


風魔の言いたいことが何故か普通にわかる私。いつの間に読心術なんて能力つけたかな…まぁ私と風魔は以心伝心なんだよ、きっと


「今夜は寝かさないぜべいべー」

「……」

「ちょ、何でそんな遠いの!戻っておいで!なまえのここ、あいてますよ」


私が自分の腕と身体の隙間を指さすと、風魔はうわーっみたいな顔でこちらを見ている。顔って言っても口元なんだけどさ


「おい、貴様」

「風魔、湯浴みは一緒がいいねー」


はは、私には見えない、細長い三角形なんて見えないよ。疲れてるのか、早く風魔わしゃわしゃして癒されよ


「おい!」

「私は貴様でもおいでもないから私のことではないな」

「なまえ、貴様ァ…!」

「何だね三角形、相変わらず細いな、腰撫でさせろ」

「ッ!触るなッ!!!」

「おっと、危ない!女の子に刀を抜くとは…見損なったぞ三成!!お前は男じゃない!!」

「貴様こそ、それでも女か!?恥を知れ!!!」

「うるせぇ!可愛い子を愛でて何が悪い!いい身体を触って何が悪いのだ!!」

「……」

「変態?何それ誉め言葉」

「…まさか…そいつはあの伝説の忍か?」

「うん、風魔だよ!可愛いでしょ?」

「貴様ァ、私を裏切る気か!?」

「何急に!?裏切るも何も私は豊臣軍でも石田軍でもありませんけど!?」

「何を言っている、貴様は私達の下僕だろう?」

「いやあんたこそ何言ってんの!?アレだな、吉継さんの影響か!?」

「訳の分からんことを言ってないで来い!」

「何でだよ!私ら普通に旅してるだけだし!今日はここに泊まるんだよ!」

「許さん!いいから黙ってついて来い!」



三成に首根っこを掴まれ引きずられていく私、その後ろを大人しくついて来る風魔。おいこら笑ってないで助けろ










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