朝、目が覚めると次男・クロイが上に乗っていた。
「ねぇ、なにしてんの」
「な、なななんんでもねぇよ!」
「上、邪魔なんだけど」
「うるせー、今日こそ俺が×ってやる・・・!!」
「朝から盛んないでよ・・・」
「いいからそこにいろ・・・!」
目がもうぐるぐるしてるし、出来ないものはやらなくていいのに。
面倒だなあ。
「ねぇクロイ、お前が俺に勝てると思ってるの?」
「今日こそ俺が・・・!」
「聞いてないし」
とりあえず話を聞かない上にあまり力の強くないこいつを逆に押し倒す。簡単に視界は反転した。
今日こそは押し倒されないとでも思っていたのか、クロイは顔を真っ赤にして口をぱくぱくしてる。
あーこいつ、まだわかんないのかな。自分がネコだって。
「ねぇ、もう一回聞くよ」
「俺に勝てると本気で思ってるの?」
「・・・ッ!!!!」
今日も朝からゴチソウサマでした。
日常1
(だっておまえがすきだから!)
----
20110317