専門学校に通う20の俺は、多少親父くさいがジョギングを趣味にし、毎晩近
くの公園に走りに出かけている。
ここは同じようにジョギングをする人、犬の散歩をする人、イチャつくカップ
ルと老若男女問わず夜でも利用する人が多い公園だった。
明日は日曜日で学校がない俺は、普段走っている大き目の舗装コースから少し外
れて、野外ステージや噴水、小さめの滝がある場所へ走りに行った。
普段と違うコースで、いつもと違う新鮮な景色を楽しみながら走っていた俺は、
ふとベンチに人影があるのを見つけた。
最初はイチャついてるカップルかと思って無視して走りぬけようとしたのだが、
どうやら一人で座っている。
それでも人の多い公園なのだから、そういうこともあるだろうと無視して走り抜
ければよかったのだが、ついつい目がそのベンチの人影に行ってしまった。
俺「あれ、N子?」
N子「え?」
ベンチの人影はクラスメイトのN子だった。
N子とは仲がよく、いつも話をしていたが、プライベートでは一度もあったこと
はなかった。
N子「おお、○○くん、どしたん?こんなとこで?」
俺「俺?俺は趣味のジョギング中」
N子「親父くさ!」
立ち止まった俺とN子は学校と変わらない他愛もないおしゃ.....続きはこちら→
続きを読む