▼ 06
◆舞台裏
玲「痛い痛い首が痛い!!」
「え、玲夢どうした!?」
玲「演技ってわかっててもさ、やっぱ見てると首らへん痛くなってくんの!!」
「そ、そういうもん……?」
玲「あと、芹菜って結局空気読めないキャラで決定なの?」
「それ禁句な」
新「前回に続けて今回もシリアスとちょっとグロっぽいのはいったねー」
「ファンタジーだからギャグだけよりシリアスとかあったほうが面白いっていう監督の要望だそうです」
新「なるほどねー。あと薬塗られたとき痛そうだったね」
「お話の中ではね。実際はくすぐったいくらいかな?ゾクってしたのは割と本当のことだけど」
新「感じちゃった?」
「何いってんのお前ェェェ!!??」
翔「芹菜……、首、平気……?」
「え?うん、もちろん。翔音くんもお疲れ様!!すごくうまかったよ、迫力あったし!!」
翔「……でも、芹菜のこと傷物にしたし……」
「ちょっと待てェェェ!!何かそれ言葉の使い方間違ってる!!誤解を招く!!」
翔「……?朔名から教わったんだけど」
「あいつか。後でシメる」
翔「あと、怪我したときは”痛いの痛いのとんでけー”っていうといいらしい」
「騙されてるよ、翔音くん騙されてるよォォォォ!!あんなグラサンの言うことなんて信じなくていいから!!どんどんおかしな知識身に付けちゃってません!?」
玲「……あたし思うんだよね。撮影中の翔音くんと、撮影後の翔音くんのギャップが凄いって」
新「それは俺も同感だね」
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