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夢主→『』
黒崎愁→愁
翔音→翔
寿時雨→時










『愁さんてどうやって仕事とプライベートを区別できるようになったんですか?』

愁「えー?どうしたの急に」

『いや、ちょっと気になって』

愁「俺に気があるの?もちろん大歓迎だよ、このあとどっか行く?」

『いきませんから。話の主旨がずれてますよ』


愁「……うーん、あんまり考えたことないからなあ」

『え、そうなんですか!?でも本当に性格違いますよ!?』

愁「そう?まあ強いていうなら慣れかな」

『……慣れ?』

愁「うん、お客様を女性としてじゃなく、“お客様”として見るように気を付ける、かな」

『……なるほど』

愁「これは捕捉だけど、張り付けた笑顔にならないように、“お客様はこの店が好きだから来てくれているんだ”って嬉しいことを考えながら接する、とかだね」

『……』

愁「そしたら自然に慣れてきたかなあって思うよ」

『へー……、やっぱり区別するのは大変なんですね』

愁「まあね、今でもたまに時雨に怒られちゃうしね」

『あはは………でも今ではちゃんと区別できるんですからすごいですよ!!』

愁「フフ……、ありがとう」









『あ、じゃあ私そろそろ注文の品を運ばなきゃいけないので!!』

愁「うん、わかった」

『お話聞かせてくれてありがとうございます!!』

愁「いえいえ」








『……………』

愁「(ニコニコ)」

『……あのぉ………、』

愁「何?」

『私の腰にまわってるこの腕は何でしょう』

愁「んー、捕まえた、みたいな?」

『私、仕事にいきたいんですけど……』

愁「あと5時間っ」

『“5分”の間違いですよね!?』







時「だから営業中だって何度言えばわかるのよッ!!」


ドカァァァァァッ


愁「ぶっ!!」





『…………………』

翔「………なにこれ」

『……なんだろうね』

翔「これ、3番テーブルに」

『あ、うん、わかった』


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