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「私前に朔名のサングラスかち割ったことあるけど、いつの間にかもとに戻ってるよね」

「俺だからな」

「意味わかんない。あの嘆いた姿が無様で笑えたのに」

「何えげつないこといってんの?まだ怒ってたの?もう随分前のことなのに」






「………もしかしてサングラスいっぱい持ってるの?」

「ん?あぁ。もしもの時のために鞄には常備してるし、俺の部屋の眼鏡かけにもたくさんあるよ」

「……」

「たまに仕事中で割れたりとかさ、街歩いてて誰かにぶつかったりするとよく落として割れたりするからさぁ」

「……」

「最近結構高ぇサングラスとかがあってさ。欲しくて働いて稼いだ金で少しずつ買ってるんだけどな」

「……」

「そしたらいつのまにか眼鏡かけがサングラスでいっぱいになってさっ、何かコレクションしてるみたいで俺すげぇ嬉しいんだよなぁ!!」








「何稼いだ金で無駄なもんにつぎ込んでんだアンタはあああああ」

「ぐほぇっ」


ドシャッ



「最近収入が少ないなぁなんて思ってたけどこういうわけだったのか」

「……」

「ハァ……でも大丈夫、もう割ったりはしないから」

「えっ、ほんとか!?ありが「ちゃんと売り飛ばしてくるから安心してね」

「もっとえげつねえええ」


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