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『こんにちわー!!連載ヒロインの芹菜です!!』

桐「芹菜先輩まだ自分のことヒロインだなんて言ってるんですか?いい加減現実みたほうが先輩のためにもなりますよ」

『開口一番に辛辣なお言葉頂きました!!』

桐「うわ、なんだこの人めんどくさい」

新「まぁまぁ、落ち着いて2人とも。今日は芹菜チャンからお知らせがあるんでしょ?」

『あ、そうそうそうなんです!!前から連載に、人気キャラアンケートを設置してたんですけど、ついに1位が100票を超えたので、その記念にこの場を借りてお礼したいと思いまして!!』

新「へー、なるほどね」

『それで、今回は人気上位の3人……あ、私はMCなので、数には入ってませんが、その3人に来て頂きましたー!!わー、ぱちぱちぱちぱちーっ』

桐「効果音口で言うんですね」




『ほら、翔音くんも喋らないと!!せっかく来たんだし』

翔「……ケーキ出るって聞いたんだけど」

『そのために来たの!?』

新「クス……、翔音クンらしいね」



桐「それより芹菜先輩、貴女がMCなんですから、芹菜先輩がさっさと進めないと俺たちはどうしようもないんですけど」

『いやいや最初の私の登場シーン遮ったの紛れもない桐原くんだよね!?』




『うん、まあいいや。……はい、では改めまして始めましょう!!先ずは自己紹介。私はMCの芹菜です!!』

新「呼んでくれてありがとうね。俺は新井光」

桐「桐原棗」

翔「……翔音」

『短ッ、他に言うことないの!?』

桐「他に何言えばいいんですか?」

『…………好きな食べ物?』

桐「小学生ですか」

『ぐっ……、め、めげない!!』

翔「……クロワッサン」

『ああああやっぱり翔音くんはいい人!!ちゃんとノッてくれるよ、どっかの誰かさんと違って!!』

桐「それ隠してる意味ないですよね、明らか俺のことじゃないですか」

『や、やだなー、誰も桐原くんとはいってないよ?』

桐「目が物語ってんだよ、気づけ馬鹿が」

『うわああああ敬語じゃない上に馬鹿呼ばわりですか!!あんたの目の方がこえーよ殺る気100%!?』



翔「……なんで俺を盾にするの」

『翔音くんの後ろは安全だからです』

翔「……意味がわからない」




新「ねえ芹菜チャン、自己紹介から随分話し飛んでるけど、このままだとページ超えるよ?」

『ページ言うなよ!?

そろそろ本来の目的に戻りましょうか』

桐「話が脱線しすぎです、MCの才能皆無ですね」

『うるさいよ!?……じゃあとりあえずまずは見事100票超えで1位の翔音くん、おめでとーっ!!』

新「おめでとう、翔音クン」

桐「おめでとうございます、翔音先輩」



翔「……あり、がとう?」

『え、なんで疑問形?』

翔「どう喜べばいいのかわからない」

『普通に喜んでいいんだよ!!それだけ翔音くんのこと好きな人がたくさんいるってことなんだから。それに可愛いってコメントも来てるしね』

翔「……俺、男なんだけど」

『いやでも私が思うに、男でも可愛さって絶対必要だと思うんだよね!!!!』

翔「そ、そう……っ」

新「芹菜チャン、必死すぎて翔音クン引いてるよ」

『おっと、いけね』

桐「引かれてるのはいつもじゃないですか」

『シャラアアアアアアップ!!』


新「あと、可愛いっていうのもあるけど、最近翔音クンが行動を見せ始めてるっていうのもポイント高いのかもね」

『……行動?』

新「そ。芹菜チャンに対しての行動。以前よりわかりやすくなったなとか、スキンシップ増えたなとかあるでしょ?」

『うん、それはあるよ。成長してきてるなって思ってるし私も嬉しいよ?』

新「……うん、それもそうなんだけどね?」

『……ん?んん?』

桐「芹菜先輩まるでわかってないですね」

新「うん、翔音クンも大変だね?」

翔「……?何が?」

桐「あ、駄目ですねこの2人。お互いが全く気づいてないですよ」

新「……なんで俺たちが苦労してるんだろうね」

桐「……次行きましょうか」





新「えーっと、芹菜チャンは2位なんだよね、おめでとう」

桐原「仕方ないので一応礼儀としていいますね。おめでとうございます」

翔「……おめでとう、芹菜」


『ありがとう!!私自身もびっくりしてるよ。それにね、面白いって言ってくれるからすごく嬉しいんだけど、なんとその中に私のこと可愛いって言ってくれる人もいるんですよ!!』

新「それ目の錯覚じゃない?」

桐「いい眼科紹介しましょうか?」

『何をーッこのドSコンビィィィィ』



翔「……光は3位、おめでとう」

新「ありがとう翔音クン」

翔「嬉しい?」

新「うん、もちろん。俺は翔音クンや芹菜チャンみたいに毎回出番があるわけじゃないけど、それでもちゃんと俺を見てくれてるんだねって思えるから嬉しいよ」

翔「……?出番……?」

新「あ、ううん、なんでもない。気にしないで」



『あれ?いつの間にかMCを翔音くんに乗っ取られてる!?』

桐「芹菜先輩が不甲斐ないからですよ」

『て、てめえええええ……!!うぅ、でもこれはMCとして言わなくちゃいけない……!!4位おめでとう桐原くん!!』

桐「ありがとうございます」

『でもさ、桐原くんも結構人気高いんだよねー。一時期は2位にランクインしてたときもあったみたいだよ。あ、by管理人ね』

桐「そうなんですか?そんな特別なことした覚えはないですけど」

新「んー、俺が思うに桐原クンの芹菜チャンに対しての毒舌の数々が面白いんじゃない?」

桐「なるほど。じゃあこれからも続けていきますね」

『え!?やめよう!?それはやめよう!?』

桐「読んでくれてる人たちのためです。諦めてください」

『わ、私の心が削られていく……!!』

桐「リサイクルすればまた使えますよ」

『そんなハイテクじゃないから私の心!!』



新「ねえ、もうインタビュー的なのって終わったよね?」

『え?あっ、うん、終わりました!!みんなお疲れ様!!』

翔「ケーキは?」

『翔音くんそればっかりだね!?でも安心して、ケーキはさっきこれが始まる前に時雨さんたちが作ったやつ頂いてきたから!!』

新「へー、オレンジチョコレートケーキだよね、これ」

桐「このケーキは俺もあの店でよく食べます。美味しいですよ」

『じゃあ食べる前に先にこのコーナーを終わらせま……って!!翔音くん待って、まだ終わりの挨拶してないから食べないで!?』

翔「……だめ?」

『うっ………』

新「あ、芹菜チャンが翔音クンの”首を傾げながらのダメ?攻撃”にやられた」

桐「HPが0になりましたね」

新「ほら芹菜チャン、最後くらいMCのお仕事やらないと」

『う、うん……。あの攻撃が無意識にやってるからこそ私のHPが……!!』

翔「……最後に何かやるの?」

『あ、うん。このコーナーを見てくれた人たちにお礼をね。それじゃあいくよ、せーのっ!!』




「「「『ありがとうございました(!!)』」」」







(わーっ、翔音くんケーキに戻るスピードはやッ)
新(さすが、歪みないねー)
桐(ある意味尊敬しますね)


管理人.未影
2014/04/21

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