週末キュリオシティー 2/2



形のいいお尻を向かせて隠しておいたハサミでジーンズを裂くと、白瀬くんがびくりと怖がったが、動くと危ないのも解って大人しくしていた。逸る心臓を抑えて下着にも切り込みを入れてお尻の穴を露わにさせる。俺は白瀬くんから没収したスマホの明りで、青い生地に映えるそこを観察しながら指を宛がった。
「大丈夫だよ、うんと気持ち良くしてあげるから」
「んっあ…っな、なにっ、入って、くっうっ…んんっ」
白瀬くんのそこは初めてとは思えないほどに溶けて緩み、指をずぶずぶと飲みこんでいった。媚薬の効果はもちろんのこと、先に何度も中でぶちまけていた精液がこっちにまで伝い、ローションの代わりを果たしてくれていた。すんなり入った一本で内壁を掻き、白瀬くんがお尻を振る。すぐに欲しがりひくつく穴へ二本目を差し込んで、ぐねぐねと動かした。
「ぁっ、いっ、いやぁ…!ぅあ……あっあっへっ変、き、きもちっいっ…あっ、ま、またっ…!」
初めての感覚に驚きながらまたも白瀬くんは射精する。前立腺の存在も知らない初な体は素直すぎて制御できないのだ。掻きまぜるように乱暴に指をばたつかせ、かと思えば浅いところを擦って、また深くさして執拗にしこりを押す。三本目をねじ込めばペニスへの刺激なんて目じゃない強烈な快感に、白瀬くんは立てていた腕を崩した。
「そんなにいい?お尻で感じるなんて恥ずかしいね」
「言わなっでぇ…ッんぅうっ…っひ、ッぁ、あン!」
張りのあるお尻を片手でベチンベチンと叩く。かわいいピンク色をしていただろうに、男の指で拡げられてしまったそこを白瀬くんはどう思っているだろう。言葉で辱める趣味はないというのに言いたくもなる。間もなくもう何度目かもわからない絶頂を迎える白瀬くんが羨ましかった。
「もういいよね?そろそろ、入りたい…入るよっ」
「ひぐっ…ッ、あ、あっあーっ…ぇ、嘘っや、やぁ…!」
俺は白瀬くんから指を引き抜いて、生のままペニスを挿入してしまった。熱くてきゅうきゅうと絡みついてくるようなアナルは、排泄器官だということを忘れてしまっているようだった。男を求めてとろけきった白瀬くんを、そのまま激しく貫く。
「あっ…っああ…ッ、なん、れ…っ、はッんっ、ぁあっ」
腰をしっかりと掴んで夢中で打ち付けた。奥で一度射精しても、またすぐに復活して肉を抉る。薬に抗うようにうわ言のように嫌と駄目を繰り返す体は逃げられない。全身に汗をかいてシーツを握りしめて、下半身はどろどろだ。昨日までの自分を嘘のように思っているに違いない。俺は頭の中の制服姿の白瀬くんと、目の前の白瀬くんを重ねながらギリギリまで抜いたペニスをまた深く埋めた。
「ァッぁあっ、も、止まっ、あっ、またっ…、っくの…!」
「どうすると気持ちいい?こう?」
「ど、どれもっどれもぃ、イイっ…気持ち、いいっ…の、とまんな…ッ、あっあっイクッイク…ぅ!」
白瀬くんはだらしなく口を開けて喘ぎ、めちゃくちゃなピストンに合わせてお尻を振った。引きずられるように中出しした精液がくちゅんくちゅんと小気味よく鳴っている。ラストスパートに腰を早めて、乳首を指でつまみ軽く引っ張りながらくりくりと弄ると中が俺を絞りとるように締まった。
「ああっあ、あんっやぁ…!そっ、それだめっ、だめぇっち、乳首しな、ッれ!っゃ、ぁっあっあああ…!」
「ぅあ…っ、は、っあっ出る…っ」
再び体の奥へと精液を叩きつけられ、白瀬くんはほぼ悲鳴のような声をあげた。それからびくっびくっと何度か大袈裟に体を震わせて、力尽きる。全てを出し切るように揺さぶってからペニスを引き抜き、顔が見たくて片足を持ちあげてしまうと白瀬くんはシーツを巻き込みながら床に落ちてしまった。
「っうぅ……っく、んっぁっはぁ…はっ、はひっ」
仰向けで足を立てながら、ぼんやりと宙を見つめて胸を大きく上下させる。もう何度もイかされて限界をむかえているはずなのに、白瀬くんのペニスはまだ萎えない。溢れ出たものでびっしょりと濡れながら未だ貪欲に快感を求めているのだ。ちょっとした意地悪のつもりで靴のまま踏みつけても嬉しい白瀬くんの目が、また期待に光った。
「まだ、足りない?こんな格好で帰ったら親御さんはなんて言うのかな」
もはや媚薬は抜けていて、ただ淫乱な体をしていただけではないかと唾を飲む。なんとか俺の足から逃れ、膝をすり合わす白瀬くんが自分の体を抱きしめる。するとお尻の方から、出した精液がぶひゅっと下品な音を立てて漏れてきた。ただ辱めるためだけにスマホを取り出しその姿を撮ってやると、シャッター音に気付いた白瀬くんは火照った顔のままで涙を流した。
「っく、ぅ…っうっ、やっ、やだぁっもぉ、やぁ…」
「泣いてどうするの。気持ち良かったんでしょ?」
続けざまに脅し半分でフラッシュをオンにしながら痴態を写した。俺のではなく、白瀬くんのものだから後で返ってきたときに消せばいいだけのものを、冷静な判断がつかない頭では恐怖にしかならない。傍にしゃがんで汗で貼りついた髪を撫でるだけでも、濡れた目で俺を睨みつけてくる。
「……そのまま帰れる?」
「ぇっ…な、に?」
「恥ずかしい格好のまま帰って、別の変態のおじさんにまた気持ちいいことしてもらいたい?それともこのままもっと、優しく可愛がってほしい?」
「ぁ……ぅ、ぼく、は……」
言い淀んで白瀬くんは悩むように顔を伏せる。俺の言葉に精液まみれのかわいいペニスをぴくぴくさせて、まるで子犬のような素振りをされると堪らない。ようやく土曜になった。明日もう一日楽しめる。そう囁いてやる。
「もっとして欲しかったら、キスしてごらん」
白瀬くんは、やがておずおずと舌を伸ばした。



141017
ミアレさまリクエストありがとうございました!

 


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