まばゆい光に翻弄され、全てが散ってしまう。

 眼前に突きつけられたそれは、確実に私を苦しめた。
 凶器よりも怖ろしいそれ。
 肉を裂かれるのとはまた違う痛み。

 逃れることはできないのか、それとも逃れるべきではないのか。
 私にはわからない。

 時は変わらず流れるが、私の中では止まったままだ。
 戸惑って、躊躇って、たじろいで、動けないでいる。

 光が迫った。







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