甘い微睡みの中で
懐かしいあの日の夢を見ましょう
駆け巡る記憶、光たち
どの過去も滲んで霞んで
はっきりとはしないけれど
苦味も甘味も
辛味も
不思議と覚えているの
思いに刻まれた歴史と
身体に刻まれた歴史とが
いつの日か
統合を望んだとして
それによって出来上がったモノは
やはり私なのでしょうか
ちかちかと点滅して実態を掴ませてくれないものが
身の回りには溢れている
いつかいつか
いつかそれらを手に入れることができたら
あの遠い日の歌も
歌えるような気がするの
涙を流しながらでも
今も昔も
目を開ければ帰りたい世界が広がっていて
だから私は夢を見ることが出来た
夢を追いかける勇気を持てた
時にはつらい微睡みの中で
懐かしいあの日の夢を見ましょう
今を、昔を
共に歩んでいく為に
明日へのヒストリカ