君は知っているだろうか(いや、君なら知っている)

死んでいく言葉の存在を
朽ちていく言葉の無惨さを


君なら分かってくれるだろうか

己の内で死なせてしまう言葉の存在を
その言葉を殺してしまった苦しさを


君なら、弔ってくれるだろうか
(思ってくれるだけでいい)

吐き出されることのなかった
数多くの想いを


いつか生まれてくる言葉達には
どうか君の祝福が送られるように――




願いか祈りを


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