古より
幾度となく唱えられてきた問
ひとは何故生きるのか
少年は思う
必要なのは生きる理由ではないと
在るべきは生きたいと思える居所(ばしょ)であると
少年はさ迷う
時の止まった身体と共に
腕には赤子を抱き
彼女が生きたいと望む場所を探し歩く
さ迷い
さ迷い続け……
変わらぬ二人の姿は
未だ世界を漂っている
赤子を抱く少年
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