何度も何度も。
 繰り返してしまうのです。

 ――醜いですか。

「俺が感じる、または思うことなど、世間の思想(思い)とは違うと思うがな」
「そんなことは関係ありません」

 どうしてかしら?
 私、

 少し気を遣えば、済むはずなのに。


 嫌なのかしら。
 (嫌なんだろう)


「でもそれじゃあ」


 世間は許してくれないでしょう……?


 どうしてなのかしら。



 元々? 元来?
 私には、
 ここで生きることなんて

 生きるのには資格が、条件が必要なのかしら



 だったら私――



「資格なんて、ないわ」

「だから、川にいたのか」


 だって、


「生きる資格がないのなら、死ぬしか」


 生きてはいけない、とはそういうことではないの?


「お前は生きたいとは思わないのか」


 生きたい?
 だって、そんなこと。


「お前が生きるのを許さないのは、世間ではなく、お前自身だろう?」


 そう、なのかしら。


「何故そこまで、自分を許せない」




資格


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