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以下、ささやかですが
お礼文です。
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耳にしたことのない
空気のはぜる音が
始まりでした。

異様なにおいが立ちこめ、
わたしから日常を奪っていったのです。


地鳴りなのか、何なのか
日々の生活には存在しないそれらに恐怖し、

儘ならない手足と呼吸に
焦燥をかられながら

訳もわからず逃げ惑うしかないのです。


命の保証など
得られるはずもなく

希望の所在を感じる間などもなく
わたしは走るのでした。



赤い閃光が見えました。



わたしはそれに貫かれて、
力無く散っていくのです。

涙が溢れて
宙を舞い

キラキラと輝くのです。


私の無念と疑問と
憤りをはらんで。


たとえ、わたしの肉や血が
ほんの一瞬で干上がろうとも

わたしは叫びました。
叫ばずにはおれません。

生命であったものとして、
そこに存在していたものとして。


そしてわたしは
「わたし」であったものとして

バラバラになって
空に舞い上がるのでした。



なぜ、
わたしは死ぬのだろう。



この思いは
何らかのかたちで存在し続けるでしょう。


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