19/03/10/Sun 05:54
暗部リーちゃんが屋根の上にいるところを見上げる風影様

19/03/08/Fri 07:04
風影の笠で隠して口付ける我リー
「…我愛羅くん、なんだか余裕そうですね」
「お前といるのに余裕なわけがないだろう」

19/03/02/Sat 20:04
リスと仲良いリーの話を書こう

19/03/02/Sat 19:06
〓砂の里にサソリが残った話(サソカン・我リー)

「あ、おい。」
「はい?」
「しばらく風影は休憩なさるから、人払いしてくれないか」
「承知しました。どれくらいでしょうか」
「うーん、一時間…いや、二時間かな」
「承知しました。皆に申し伝えておきます」
「よろしく」
 風影の執務室を覗いたカンクロウは、様子を確かめてから丁度通りかかった部下に声を掛けた。働き詰めの弟を見ていると、少し休んで欲しくなってしまうのは姉弟して当然だろう。
 給湯室へ行き、茶を淹れ適当に菓子を持って執務室へと戻り豪奢なドアをノックをした。
「風影様」
「…あぁ、カンクロウか。どうした?」
「ちょっと休憩するじゃん」
「だが、」
「我愛羅」
 名前を呼ばれ、茶や菓子の載ったお盆を強調されては我愛羅は何も言えなかった。持っていた書類を机の上に置き、カンクロウに微笑みかける。椅子から立ち上がり、仮眠室である隣の部屋のドアを開けた。それにカンクロウも続き、小さなテーブルの上に持ってきたお盆を置いてソファーに腰掛ける。
「働き詰めじゃん。たまには息抜きしないとな」
「あぁ、だが仕事は山積みだ」
「いいから菓子食って茶飲んで少し寝ろ。ねーちゃんが一緒に寝てやっから」
「添い寝はべつにいい」
「遠慮すんなって」
 この笑顔に我愛羅は一度も勝てたことがない。テマリもカンクロウも、同じような表情をして笑う。そんな笑い方を我愛羅もしてみたいと思っているが、どんなに練習しても出来やしなかった。それなのに、リーと一緒にいた時、「やはりご姉弟ですね!テマリさんとカンクロウさんとそっくりです」と言われた時は全く理解できずに首を傾げると、同じようにリーも首を傾げていた。それが愛しくて抱き締めたのは言うまでもない。
 菓子を摘み、茶を啜る。それをニコニコと笑顔で見つめるカンクロウもまた、愛らしい。
「よし、食べたな」
「あぁ」
「じゃあベッドで休め」
「…わかった」
 拒否したところで無理矢理にでも寝かせられることは分かっていたので、抵抗はしなかった。我愛羅がまずベッドに入り、それに続いてカンクロウが入ると我愛羅は少し身体を下げ、カンクロウの胸に顔を埋めた。
「今日は甘えただな」
「そうだな。疲れた時には甘えてくれと言われた」
「リーにか?」
「あぁ」
「じゃあ、ねぇちゃんにたくさん甘えればいいよ。でも、お前はリーに甘えたいんだよな」
「まぁ、そうだが」
 今日の我愛羅はやけに素直だと、カンクロウは感じていた。相当疲れていたのだろう。恋人であるリーにも会えず、ここ最近は風影執務室に篭りっきりだった。任務にも行けず、あまり外にも出ていない様子だ。リフレッシュするにはまずこの状態をどうにかしなければならない。いつだって、側近はいい案を考えてやる。
「…リーは何をしているだろうか」
「会いに行けば分かるんじゃないか?」
「会いに…だが、いきなり行くのも、」
「細かいこと気にするなって。お前に必要なのは休養だ。その為にはリーが必要だろう?」
「あぁ、そうだな」
 この弟を甘やかすのはなにもリーだけではない。胸に顔を埋め、顔を左右に動かした。かわいい弟。赤毛の髪を撫でる。気持ちよさそうに目を細めた。
 程なくして、寝息が聞こえてきた。カンクロウは心の中でよし、とガッツポーズをするとこれからの計画を頭の中で練り始めた。

 二時間が過ぎ時計のアラームが鳴った。うとうとしていたカンクロウも瞼を上げ、寝息を立てている我愛羅の赤毛を撫でて、優しい声で名前を呼んだ。
「我愛羅、そろそろ起きようか。」
 目が醒めるまで、優しく、優しく髪を撫でる。このまま明日の朝まで寝ていても構やしないと思っていたら、睫毛が震えて瞼が開かれる。
「おはよ、我愛羅」
 寝起きのぼんやりした頭で起き上がり、カンクロウに艶のある瞳を向ける。あぁ、寝惚けている!と咄嗟に思ったが、その動きを封じることが出来ずに薄い唇が近付いてくる。目を閉じてその感触を待つが、いつまで経ってもそれがカンクロウの唇に触れることは無く不思議に思い片目を開けると、ギリギリのところで動きが止まっていた。
「……?」
「いくら風影様でも、それは許すことはできねぇな」
「サソリ…?」
 声のした方に視線を向けると、そこにはサソリが指先からチャクラの糸を出して扉の前に立っていた。その糸は我愛羅に繋がれている。サソリの気配にも気付かないとは、相当疲れているのではないのだろうか。
「…すまん」
「いや、大丈夫じゃん」
「大丈夫じゃねぇだろ。近親相姦は許さねぇぞ」
「何言ってんだ、お前」
 サソリはベッドに近付くと、我愛羅からチャクラの糸を外して座らせる。無防備な二人に溜息を吐くが、幼少期のことを思うとどうにも強く言えなかった。それに、サソリも正しい姉弟の距離感など分からなかった。これが正しいと言われれば、外野のサソリなど何も言えない。
「ところで、サソリは何しにここに」
「お前を探してたに決まってんだろ。他に何の用があってここに来るんだ」
「それは…どう言う意味なんだ?」
「いや、なんでもない」
「何か用あるのか?」
「勘弁してくれ。用がなきゃお前に会えないのか?」
「べ、つにそういう意味じゃ、」
 自分を挟んで交わされる会話に、我愛羅は益々リーに会いたくなってしまった。その様子を横目で見たサソリは後ろ髪を掻いた。カンクロウの肩に頭を乗せ、甘えている姿を家族以外に見せるのは珍しい。
「…随分甘えたじゃねぇか」
「木の葉の里に行こうと思う」
「あ?」
「風影様には休養が必要なんだよ」
「そりゃあそうだろうな。行ってこいよ」
「そんな簡単に決めていいものだろうか」
「馬鹿言うな。そういうのは即決だろ。今からでも行け。そうすれば俺はカンとイチャイチャできる」
「そう言ってくれると嬉しいな、我愛羅!じゃあ今から行くか?書類の期限はまだ先のものばっかだったろう」
「あぁ」
「準備するか」
「おい待て。お前も行くのか」
「? 当たり前だろ?風影様を一人で行かせるわけにはいかないだろ」
 サソリは頭を抱えた。そりゃあ、カンクロウは風影である我愛羅の側近だ。何処かに行くならば着いて行くのは当たり前だろう。

「じゃあバキ、あとは頼んだぞ」
「あぁ。気を付けて行ってこい」
「サソリ、里のこと頼んだからな」
 サソリは機嫌が悪そうに視線を逸らし舌打ちをした。サソリもカンクロウにいつでも会えるわけではない。暫くは長期任務を外すよう風影に頼んだから里に残れているのであって、この前は一年、その前は二年半も会うことが出来なかった。我愛羅の気持ちはもちろん分かるけれど、サソリは自分の気持ちも汲んで貰いたかった。
 拗ねているのは一目瞭然。カンクロウは苦笑してサソリに近付くと、首に腕を回して抱きついた。身体を密着させて、甘い声で名前を囁く。
「サソリ」
「っ、お前な、これから離れるのにそんな声出すなよっ!」
「サソリが里に残ってくれれば、すごい安心じゃん。な、おねがい」
「もっと違うお願いを聞きたかったな」
「帰ったらお前をこれでもかって甘やかしてやるから、いい子で待っててな」
「なんだそれ…しょうがねぇからいい子で待っててやるよ」
 離れ難いというように、首に回した腕を解き、肩から腕へ、掌から指先に触れ、チャクラの糸を一瞬だけ繋げた。それは、注意深く見ていないと分からないものであったが、そもそも二人が抱きついてから我愛羅もバキも視線を逸らしていたので、それに気付くことなどなかった。



「あ、あれリーじゃないか?」
「リー…!」
 木の葉の里に近付くにつれ、我愛羅は早足になって行く。

「おーい!リー!」
 大きな声で名前を呼ぶと、黒い髪が揺れてこちらに振り向いた。我愛羅とカンクロウの姿を確認すると、リーは大きな瞳をこれでもかと大きく開いてとびきりの笑顔で駆け出した。
「我愛羅くん!!カンクロウさん!」
 ぴょんぴょんと飛び跳ね、我愛羅の手を掴んで握手をした。その笑顔が眩しくて、カンクロウは目を細めた。我愛羅は必死に緩む口元を抑えている。愛しくて仕方のない恋人が、これでもかと言うほど会えたことを喜んでいる。可愛い、愛しい以外の感情など浮かんでくるはずもない。



「ただいま」
「おう。帰ったか」
 いつもよりも落ち着いた様子のサソリに、せっかく帰ってきたのにカンクロウはつまらない気持ちでいっぱいだった。サソリに会う前に不在の時の様子をバキに聞いたところ、大人しく仕事をしていたとのことだった。それも、いつも以上に。カンクロウの言いつけを守り“いい子”で待っていたようだった。それを聞いて安心したカンクロウは、約束通りに甘やかしてやろうと思っていたのに、拍子抜けだ。
「…なあ、」
「ん?」
「もっとなんか、ないのか」
「なにが?」
「だから、その、」
「なんだよ、歯切れ悪ぃ」
 自分から言うのはなんとも恥ずかしい気がして、口籠る。それだけではなく、サソリは珍しく眼鏡を掛けている。それにドキドキしている自分もいて悔しくなって視線を逸らし唇を尖らせた。
 クックッ、と笑い声が部屋に響く。視線を向けるとサソリが意地の悪い顔で笑っていた。
「…サソリ」
「ハッ、悪い悪い」
「性格悪いじゃん」
「知ってるだろ?」
「ムカつく」
「なぁ〜、俺、いい子で待ってたぜ?いつも以上に仕事したし。ご褒美くれよ」
 チャクラの糸を飛ばし、引き寄せる。自分の上に座らせると、指先から口付けを始めた。サソリは焦らすように服の上から身体に口付けていく。首筋から顎、やっと唇に触れた時にはカンクロウの身体は火照っていた。普段隠されている白い肌が赤く染まっていくのを想像するだけで、サソリのペニスはひくりと反応する。堪らない。早くコレをナカに入れたい。
 荒い息を吐き、眉を下げる。身体の力が抜けていき、サソリに凭れかかった。下着が濡れているのを感じる。甘やかしてやる筈が、甘やかされている気がする。

19/02/27/Wed 04:05
サソカン

厚ぼったい唇に指先で触れる。あまりにも無防備な寝姿に苦笑が漏れた。気を許してくれている証拠なのだろう。個人的には嬉しいことこの上ないのだが、忍としては如何なものか。起きている気配はない。心音も変わりがない。

19/02/27/Wed 03:28
△砂の里に残ったサソリ(サソカン)

「サソリにはお前から頼んでくれ、カンクロウ」
「…なんで俺が」
「お前のお願いならあいつも聞くだろう」
テマリの読みは当たっている。サソリは滅多にわがままを言わないカンクロウからのお願いが好きだった。それをカンクロウは理解しているし、たまに甘やかす時などはわがままを言っていた。だが、それはあくまでプライベートのことであり、任務とは一切関係がない。任務ならば正式に風影から伝えれば良いことだというのに、何故カンクロウを通して伝えねばならないのかがわからなかった。
「お願いって、任務なんだろ。じゃあ風影から伝えるべきだ」
「その風影が伝えたんだが、聞く耳を持たなかったんだよ」

19/02/26/Tue 12:49
テマリ♂×カンクロウ♀アリ

19/02/26/Tue 12:49
サソカン♀
「カンクロウ様、最近色気すごいよな」
「前から色気を感じてたけど、最近グッとエロくなったよな」
テマリがカンクロウを探していた時に聞こえた会話に殴りかかりそうなのを我慢した。
「ムッチリした身体たまんねぇ。抱きてえ」
「あのぽってりした唇で咥えて欲しいぜ」
テマリの殺気にも気付かず、会話の内容は過激になっていく。妹の色気がたまらないのは理解している。が、誰が聞いてるともわからない公共の場でする会話ではないだろう。

19/02/26/Tue 12:39
「なぁ、一緒に寝てくれ」
「嫌じゃん」
「…寂しくて死んじまいそうだ」
「……そんなこと言われたら、一緒に寝るしかないじゃん、」
寂しいのは事実だった。人肌があれば安眠できる。こう言う日は、ただ二人抱き合って寝るだけだ。

19/02/26/Tue 12:35

「おぉ、サル」
「…貴方のサルは此方です」
木ノ葉丸を見た扉間がヒルゼンと勘違いし、ヒルゼンが「貴方の〜」って言う。
「お主は猿飛の顔が好きなんだな、扉間」
「兄者は黙っとれ」
口調は乱暴だが、表情はただ照れているだけだった。

19/02/26/Tue 00:36
半蔵×ミフネ♀
「半蔵殿」
「なんだ」
「…いえ」
「ハッキリ言え」
「…それを外して、口吸いをしていただきたいと思っただけです」

19/02/25/Mon 08:46
療養中ガイの下のお世話をするリーちゃん。
「ん、リー、いいぞ、すごい腰使いだ。」
「ガイせんせぇ、きもちぃでしゅか」
「あぁ、最高だ」

19/02/25/Mon 08:39
〓砂の里に残ったサソリの話(サソカン♀)
「…くっつきすぎじゃん」
「たりめぇだろ。一年ぶりだぞ。溜まってんだよ」
「ん、でも、包丁使ってる時はやめてほしいじゃん」
「こんななってんのにまだお預けさせる気かよ」
ぐりぐりと押し付けれるソレに、カンクロウの下着が期待で濡れた。どくどくと脈打つ心臓の音は、きっとサソリに聞こえているのだろう。聞こえていないにしても、感じ取ってはいるはずだ。恥ずかしい。久々に会う夫は相変わらず眩しく見えて、二人きりになると目を合わせられない。照れてしまう。サソリに触れてもらえることが嬉しく、どんどん動悸が早くなる。息ができなくなってこのまま死んだとして、このサソリという男は傀儡にしてそばに置いておくのだろうと思うと背筋が粟立つ。興奮してしまう。料理なんて、できっこない。
「サソリ…」
「その気になったか?」
「ふん、最初からその気じゃん」
強気に言ってみるけれど、指先は震えている。サソリがそれを見逃すわけがなく、指先を口元に持っていき口付けたり、食んだりしていた。期待に濡れる。我慢なんてできるわけがない。だって、一年ぶりの帰還なのだ。そりゃあ自分で慰めたりしたが、いつも身体が欲していたのはサソリのモノだ。全力で甘やかしたい。口で、胸で、手で、秘部で、足で。可愛がってあげたい。頭がポーッとする。とうに包丁はまな板の上で寝転がっていた。
「サソリ、イイこと、するじゃん」
だらしのない顔に、ピクピクとサソリのモノが反応した。もう先走りで下着がぐちゃぐちゃだった。期待に濡れた亀頭をいじめて欲しかった。
カンクロウは秘部が痛いくらいに疼いて仕方なかった。早くサソリのモノを子宮にぶつけて欲しかった。
少し上にある唇に口付けるため、カンクロウは背伸びをして唇を触れ合わせる。距離をゼロにするために密着し、サソリは舌をねじ込んでいく。身体をくっつけることにより、サソリのモノが強く押し付けられる。早くめちゃくちゃにして欲しかった。
「んぅ…さそりぃ、はやく
とろとろに蕩けてしまいそうな表情にカッと身体が熱くなる。台所でのセックスは初めてではない。家の至る所でセックスをした。どこにいてもサソリとの情事を思い出してしまう。ついこの間、台所で自分を慰めたことを思い出してしまった。

19/02/24/Sun 19:34
リーちゃんの不思議な色気に騙される人がいるのだろう

19/02/24/Sun 19:17
暗部リーちゃんの話

19/02/24/Sun 10:22
砂の里に残ったサソリとチヨばあの弟子になり、サソリが面倒を見るようになったカンクロウ♀の話。
風影は男の子がほしくてカンクロウとつけた。
幼少期は父親似ということもあり、周りからも男の子だと思われていた。初対面サソリも男児として接していたので、身体つきが変わってきてやっと女の子だと気付く。(性別の話はしたことがなかったし、見た目だけで判断していたな。昔から男のようにしていたわけじゃないし、なんなら姉の方が気が強くてそう見えるってのに)
「ババア、なんで言わなかったんだよ」
「それぐらい気付かんか」
自分を慕い、幼いながらに寄り添ってくれるカンクロウに惹かれていく。傀儡の腕も良く、手取り足取り教えているとテマリに「あたしの妹に手を出すんじゃないよ」とカマタリと共に言われる。(うるせ〜クソガキ。もうツバつけてんだよ)
中忍試験に受かったら、なんかいいもんくれよ。そんな言葉に頭をひねるサソリ。個人的にはそこで自分のものにしてしまいたかったが、カンクロウが望むものはそんなものではないと理解していた。(新しい傀儡でも作ってやるか)
「最近、作業場に籠ること多くなったな」
「あぁ。(お前のためだよ)」
穏やかな表情に、何かを作っているのだろうと察したカンクロウはそれを楽しみに中忍試験へと向かった。


「おめでとさん」
贈られた傀儡とその傀儡に嵌められたリングを見て、サソリの顔をまじまじと見つめた。冗談ではなく、本気なのだと。何度か一緒に行った任務で見た顔と一緒だった。茶化すことなどできるはずもなく、したくもなく、口元を緩ませて嬉しいと告げた。
傀儡の指から抜かれた指輪を、サソリはカンクロウの薬指へと嵌めた。壊れ物を扱うように。傀儡を作る時のように。大事に、大事に。赤い髪が揺れた。

〓長期任務が多い。
シンキたちに忍術を教えている最中、上空できらりと何かが光った。一瞬の殺気から子供達を守るように背負っていた烏で防御する。見慣れた傀儡がそこにはあった。
「危ねーじゃん、サソリ」
「んだよ。一年ぶりの旦那様の帰還だぞ。もっと喜べ」
「攻撃してこなきゃ喜べたけどな」
姿を現したのは赤砂のサソリ。身構えた子供達を見て、ニヤリと笑った姿はいやらしい。「先生、」と呼んだ子供達を安心させるように、烏を引っ込めると、サソリもそれに倣い傀儡を引っ込めた。
「ただいま。カンクロウ」
「…おかえり、サソリ」
ふわりと暖かな風が吹き、皆の髪を揺らした。
「ちょうどよかった。こいつは赤砂のサソリ。砂の里一の傀儡使いだ。」
子供達はカンクロウ先生にそう言われるなんて、とキラキラ輝く瞳でサソリを見上げた。一息つき、先程繰り出した傀儡を動かして見せると、カンクロウは愛しそうにその指先を見つめた。
(報告書…は、後ででもいいか)
授業が終わるまで、サソリはカンクロウと共に子供達に忍術を教えていた。


「風影様、戻りました」
「あぁ、ご苦労。ゆっくり休んでくれ」
「もちろんそのつもりだ。それと、一つお願い…がある。」
「なんだ?」
「暫くは長期任務から外してくれ。あいつと一緒に過ごしたい」
「あぁ、わかった」
「感謝する」
一通りの報告を済ませ、執務室から出ていこうとドアへと歩みを進める。
「ありがとな、弟君」


廊下で会ったバキと少し会話をし、外へ出る。久々の里にあまり興味はなかった。サソリの頭にあるのは、妻であるカンクロウに癒してもらうことだけであった。甘味でも買っていけば喜ぶだろうか、と笑顔の彼女を脳裏に浮かべると、不思議と足取りは軽くなる。
「サソリ様!」
呼び止められ、仕方なく振り向く。見知らぬ女性が立っていた。誰かは知らないが、要件はだいたい解っていた。だいたいいつもそうなのだ。帰ってくるたびに女(たまに男)が寄って来ては愛を伝えてくる。この女性だけではなく、まだ周りに機会を伺う奴らがいた。面倒だ。俺という人間というよりは、俺の容姿が好きなのはわかっている。何度も何度も断っているというに、なぜわからないのか。いや、解っていてやるのかもしれない。
「なんだ」
「これ、私の気持ちです!受け取ってください!」
その気持ちは興味がない。傀儡にしたとしても、大した仕事はしてかれないだろう。何に興味を持てというのか。この女子に永久の美が理解できるとは到底思えない。
「なぁ、俺が結婚してるってことしらないのか?俺はな、風影の実の姉であり側近のカンクロウの夫だぞ?勇気は買ってやるが、風影の執務室から見えるこの場所でよくそんなことができるな。」
その女はハッとして執務室がある場所へと視線を移した。その女だけでなく、他の者たちも。風影がそこから見ているわけではなかったが、いつだって見下ろせる場所でのやり取りは宜しくない。それを解らない女など、サソリには興味がなかった。一年ぶりに帰還したのだ。こんなところで油を売ってる場合ではない。今すぐにカンクロウに触れたい。そんな気持ちでいっぱいだった。
(すぐに里中に知れ渡って、カンクロウに怒られるんだろうなあ)
「ま、気持ちはありがたく受け取っとくぜ。じゃないとカンクロウに怒られっからな」
後ろ手をひらひらと振り、甘味処へと向かった。

19/02/24/Sun 07:26
擬人化マンダ×カブト♀
マンダに弄ばれて傷だらけになっても立場上拒めないカブト

19/02/23/Sat 13:50
里から連れ出したカンクロウに身の回りの世話をさせるサソリ

19/02/23/Sat 03:54
我リー♀
子供は木ノ葉の里で産むと聞かないリーに折れて別々に暮らす。お互いにお互いを想い合う日々。
リーがボーッとしていると、テマリが声をかけにきた。逆光でよく見えないが、その姿が我愛羅に見えて心臓がとくとくと脈打ち頬が熱くなる。
「どうした?大丈夫か?」
「あ、はい。大丈夫です。
ふふ、やっぱりご姉弟ですね。我愛羅くんかと思って、ドキドキしてしまいました」
照れた表情で言う姿に、いじらしさを感じるテマリ。
「自分で決めたことなんですけど、でも、すごく我愛羅くんに会いたい…」

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