著作権と二次創作


前ページでも触れましたが、二次創作は著作権上は違法にあたります。

条文のまま書くとわかりにくいので簡単に要約してみます。


二次創作というのは著作権上は原作者のみに許されるものです。
つまり原作者以外の第三者が行うのは法律上認められていません。
第三者が二次創作を行いたい時は、あらかじめ原作者(あるいは版権元など)の許可が必要となります。


ですが世の中には二次創作があふれています。

なぜかというと、著作権というのは被害者(この場合は原作者や版権元)が被害を訴えない限り罪にはなりません。

違法でも訴えられないと罪にならないグレーゾーンだから多くの人が二次創作を行っているのです。

多くのジャンルにおいて二次創作は許可されている訳ではなく黙認されているんです。

なので二次創作を行うからには万が一の事態を考えなければいけません。

作品の世界観を壊したくないなどの理由から二次創作を容認しない原作者さんもいらっしゃいますし、原作者が容認していても版権を持つ会社が許さないという場合もあります。

例えば子供が紙にアニメキャラクターを描いただけでも二次創作になってしまう訳ですが、二次創作物のどこからが駄目というのは原作者や版権元の裁量によるところが大きく対応も様々で明確に計れないというのが実情です。

訴えられた場合、言い逃れは100%出来ないと言っても過言ではないかと思います。
(原作者や版権元は純粋に作品を提供しているだけな訳ですから、作品をいじくった方が悪いと言われたらそれまでです…)

そしてもし訴えられてしまったら逮捕や賠償などというものが発生します。

大袈裟だと思うかもしれませんが、同人活動などで逮捕された・賠償金を支払ったという例は少なくないのです。

成人して自分で働いている人なら自己責任という言葉で済まされるのかもしれませんが、二次創作を行っている中には学生さんも数多く居ます。

もしもの事があれば親や周囲への影響は避けられません。

どうかそれをしっかりと心に留めておいて下さい。



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