満員電車は当たり前だがよく他人と密着する。このチャンスに是非女子に密着したいんだが冤罪とか怖いから泣く泣く避けてる。
今日は前後左右斜めおっさんおっさんおっさんおっさんおっさんおっさんおっさんおっさん。ちなみに十九歳の俺的基準では二十八歳からおっさん。
仕方ないのは解ってるんだがこのおっさん共の誰かの手が嫌な所に当たってる。朝から不快だ。しかも何だかそこが成長期に突入した。俺もまだまだ若いな。
そして前のおっさんの携帯が乳首にあたるんだけど。満員電車で携帯とかすんなよおっさんのくせに。

「…っ」

携帯が振動した。長いんだけどこれ。
落ち着け、ここでどかしてくださいとか言ったら俺は乳首で感じる男だとカミングアウトするようなものだ。
お、バイブ止まった。よかった…と思ったらまたバイブ。

「っ、っ」

あ、止まっちゃった。早く…いや待て俺ダメだから。

「!」

今度は股間が震えた。何があったと慌てて下を見ると右のおっさんが持ってる携帯が当たってた。握ってるんだったらバイブ気付けよ畜生。

「…っ、っ」

やばい、もう完全に立ってる。公共の場で何してんだ俺。
突然がたんと車内が揺れた。その後妙に下がスースーするな思って俯くとズボンのホックが外れていた。やば、なんで、とりあえず直さなきゃ。

「!?」

右のおっさんの手が変な具合にズレて勃起したちんこがパンツの窓からぴょこんと飛び出した。そして震えたままの携帯の角が先端に当たる。これはもう、くそ恥ずかしいのに、気持ち良い。見られたら、やばいのに。

「っ」

前のおっさんの携帯が少し引かれて俺は追うように胸を突き出してしまった。ぶるぶる、気持ち良い。
ちんこ出して他人の携帯でオナってるなんて俺はこんな変態だったのか。こんな姿誰かに見られたら死ぬな。

「大丈夫?ちゃんと服を胸まで捲ってごらん?」

前のおっさんが冷静に考えたらわけのわからないことを言ってきた。でも頭が働かない俺はとりあえず従った。勃起した乳首が見えちゃうのに。

「っ!」

直に携帯が当たった。あ、何でこんなに気持ち良いの。

「っ、っ、っ」

いつの間にかアナルに指を入れられてた。あ、そこ、すげー良い。

「っ!はく…っ!」

窒息しそうなくらい気持ち良い。先っぽに当たる携帯の角でぶるぶると震わされる乳首もちんこも良いところをぐりぐりと弄られ続けているアナルも。

「このまま、出ようか」

駅に着くと周りのおっさんたちに流されホームへ出てしまった。俺ちんこと乳首出してるしアナルにはまだ指が入ってるのに。

「はあ…っ」

羞恥が引き金となり、ホームでイってしまった。

「じゃあ、戻ろう」

その言葉に従い、俺は精液を滴らせて電車へ戻った。

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