人名録

*並びは五十音順です。
*ネタバレはないように努めておりますが、もしかしたら出てるかも(笑)その場合は大したネタではないと思うので、さらりと流して下さい;
*このページは随時訂正、更新致します。



■アレス=ランダール
 剣士。22歳。暗茶色の髪、灰がかった青色の目。浅黒い肌の色。口数はそれほど多くなく、表情の変化もあまり大きくない。長身細身。大陸一の剣豪と呼ばれたグレイ=ランダールを実の父に持つが、13歳のときに死別。以来、父の友人で商人のダンテに引き取られ、育てられる。実父から受け継いだのは肌の色と剣の腕くらいで、他はほとんど似ておらず、アレスが生まれて間もなく他界した母親似だと評判だったが、成長するにつれてその面影も薄れてしまった。
キクルスは『風』。剣の細工に埋め込まれている。



■グレイ=ランダール
 アレスの実父。大陸中に名を馳せた剣豪。享年45歳。妻を早くに亡くし、幼いアレスを伴って、ダンテのキャラバンの護衛をして生計を立てていた。その後、ロディオの要請により、一人リウムに赴き、椎菜に剣を教える。魔物の襲撃から椎菜を庇い、死亡。大柄で無骨な外見とは裏腹に、まめな性格で子ども好きだった。
キクルスは『風』。



□シーナ=マグニス
 主人公。漢字名は椎菜(芹沢椎菜)。黒髪黒目。18歳。日本人で、七歳のときにこちらの世界にやって来た。【フォルトナの剣】の所有者で、【剣】の役割を担っている。過去の経験のせいか、責任感が強すぎるきらいがある。が、基本的には明るく暢気な性格。よくも悪くもマイペースで、頑固。言葉を覚える延長で歌を習い、リウムの酒場では歌姫として知られている。身体を動かすことが好きで、着飾られることが苦手。



■ダンテ=グリフォード
 アレスの養父で、ロディオとグレイの共通の友人。52歳。銀髪に紫色の瞳。港町ロキオを拠点にしている大商人。元は古物商で、古代文明についても詳しく、アストリア王家とも懇意にしている。大陸の各地に奥さんと子供(養子を含む)が散らばっている。色んな意味で、豪気な人物。
キクルスは『風』。



■ヒルベルク=トゥーラ=フォルテ
 アストリア王国第一将軍で大貴族。ランディの父親。60歳。白髪混じりの金髪に、焦げ茶色の瞳。年若い女王の後見人として、表でも裏でも大活躍している。息子の取った行動に歯痒さを感じつつも、心の奥底では理解を示している。
キクルスは『地』。



□マーサ=マグニス
 41歳。躾に厳しいきらいがあるが、心優しい椎菜の養母。茶色の髪に、榛色の瞳。ロディオと結婚する前は遺跡の研究に携わっていた学者でもあった。幼い椎菜を引き取って、彼女に根気よく言葉や習慣を教えてきた。その延長で歌や楽器の扱いを教えたのもマーサだが、椎菜が酒場で遅くまで歌うことに関してはあまりいい顔をしていない。
キクルスは『水』。


■ランディ=クリス
 偽名。本名はランディオーネ=ルダ=フォルテ。アストリア王国第一将軍ヒルベルクの一人息子。24歳。茶色がかった金髪に、明るい茶色の瞳。長身だが、アレスよりは低い。口が悪く、軽薄な態度が目につくが、根は真面目。周囲の人間関係に心を砕く一面も。過去のある事件をきっかけに、王都から出奔。建前上、勘当されたことになっている。アストリア女王のリラとは幼なじみだったが、王都に彼女一人を残してきたことに負い目を感じている。
キクルスは『火』。



□リラ=フィリス=アストリア
 アストリア王国の若き女王。19歳。亜麻色のふわふわした髪に、菫色の瞳の美少女。近臣の部下に恵まれており、彼らの支えの下、懸命に国を治めている。誇り高く、頭の回転も早い。幼い頃は元気で我が儘なお姫さまだったが、王族としての資質は高かったようだ。意思が強く、我慢強い。その上、意地っ張り。『聖魔の巫女』の末裔としても、高い能力を持つ。
キクルスは『火』。



■ロディオ=マグニス
 45歳。大らかで実直な椎菜の養父。金髪に近い明るい茶髪に、紺色の瞳。マーサと同じく学者だが、放浪生活をしていたこともあり、剣も少しは扱える。ダンテ、グレイとは若い頃からの友人。キクルスを持たない、素養のない椎菜の行く末を案じて、彼女に剣術を教えるよう、グレイに依頼した。
キクルスは『火』。

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