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1.5
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結局はのところ、はなこは食堂へは行かなかった。そういう気分にはなれなかった。

"そんなこと"よりも早くこの学園から出るため、出口を探索していた。

どうしてもこの学園から出たいのかと問われれば答えは「イエス」だ。しかしそれが自分のためか?と問われれば「ノー」と答えるだろう。

ここに来る前のことを全然思い出せないけれど、自分がつかえるべき上司がいたような感覚だけはしっかりとある。

ーーー「超高校級の部下」は最高の上司に全身全霊でつかえることを至上の喜びとしていたが……

気がつけばそんなしあわせな日々からは遠く引き離され、この学園に閉じ込められてしまった。

「で、話って?」

『出口があるのかないのかを教えてほしい』

_____飼い主を失った飼い犬。
大袈裟に言えば王を失った民。

そんなはなこが呼び出したのは、モノクマだった。

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