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水の国、霧隠れの里!
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水の国、霧隠れの里______________。


「ようこそ、霧隠れの里へ。今日からみなさんを案内する枸橘かぐらです」

「「「キャーーーーっ!!」」」

「水影の側近、枸橘かぐら。あの子、あんた達と歳あんまり変わんないわよ」

「えーっ!?うちの男子と全然違う…」


木の葉の修学旅行生を案内役を担うのは
水影の側近、枸橘かぐらという眉目秀麗な少年だ。

かぐらは担任のシノやボルトとの会話の後
見知った人物を発見した。


「そして、久しぶりだねはなこ。君が来るのも心待ちにしていたよ」

『久しぶりかぐら。三ヶ月ぶりだね』

「ああ、もうそんなになるのか…。長十郎様もはなこの到着をすごく楽しみにされていたよ」

『ほんと?』

「うん。はなこはなんていったって長十郎様の一番弟子だからね」


そう言われて嬉しそうに笑うはなこ。
釣られて微笑む枸橘かぐら。
そんな二人が輝いて見えて仕方ないクラスの女子軍団。


「身長差といい関係といい…悔しいけどお似合いね…」

「まぁ、あの二人美男美女だしねー」

「まさか遠距離恋愛?あちし遠距離とか無理だわ…」

『かぐらは昔から知ってる友達。私も遠距離はヤだよ』

「き、聞かれてた………。
でも結果オーライ!はなこさんが敵じゃいくらあちしでも敵いっこないしィ」

「デブがなんか言ってるよ……」

『ふふ…、イノジンくんはほんとに面白いね』

「思った事をそのまんま言ってるだけっすよ」

『あ、シカダイくん』



何はともあれ、アカデミー生の修学旅行と
はなこの水影訪問が始まった。




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