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▼ 武器について

※会話のみ地の文なし



「どんどんぱふぱふ〜〜第一回ミクリオの武器考えやう会議〜〜」
「……名前、いきなりなに?」
「天族の武器って属性の相性が影響したりするんでしょ? もしミクリオが杖以外に使うとしたら、何がいいかなって」
「ミクリオさんは水属性ですから、優位属性は火ですね。火にまつわるものがよいかと思いますわ」
「ライラも乗らなくていいから……でもまあ、考えないわけじゃないけどね」
「考えてあげてもいいわよ。知らずに土属性の杖を使ってたミボのために」
「ぐっ……これはこれで利点があるって言ってただろ……」
「火……火かあ〜……薪とか?」
「パッとしないわね。ミボ遊んでるの?」
「僕の案じゃないし、まだ使うなんて言ってないだろ!」
「てゆーか、ライラの紙と同じで風寄りっぽい気もするし」
「うーん……あとは、ろうそく、炭、油……?」
「油ってどう使うんだ? 杖に塗りたくる…….とか?」
「おっ、スレイ名案! ベタベタ効果でさすがの憑魔も戦意低下!」
「いや、僕の手もベタベタになって杖もまともに持てないだろ……」
「つーか、精神攻撃が憑魔相手に効くのか?」
「う〜んさぱらん……他に火にまつわるものって何があるかな〜?」
「あっ!!」
「なんだよ名前、そんなあからさまに閃いたって声をあげて」
「フライパン!」
「却下!!」
「えーーー!」
「あら、いいわね。お玉と合わせれば二刀流もできるわよ、ミボ」
「おおっ、なんかミクリオ強そう! 料理人的な意味で」
「フライパンかあ、なんか楽しそうだよな。お玉で打ち鳴らして騒音攻撃とか?」
「ウッ……とんでもないネタかぶりだって誰かの声が聞こえる……!」
「ンなの味方にも響くだろ。その攻撃は却下だ」
「フライパンで戦うミボ、略してパンミボね」
「略語含めてさらに略すな! っていうかミボやめろ!」
「ねえねえロゼ、フライパンでもおやつって何が作れるっけ?」
「ホットケーキとか? あ、でもミクリオは火を使うお菓子苦手だっけか」
「ホットケーキ、いいですわねぇ。アイスを乗せても美味しいんですよ」
「あ、いいなあ。アイスはミクリオの得意分野だしさ」
「食べ物の話してたらお腹すいちゃったよ、ミクリオお菓子作って〜〜」
「君はせめて話を着地させてくれ……!」




'150208

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