犠牲者は誰だ
最低の甘さだ
本当は怖かった
それもまた本能
抱き返す腕はない
君の傷をえぐり続ける
この口を縫合してくれ
気まぐれだったのかもね
カニバリズムも愛のうち
あんまり好きじゃないみたい



共鳴する鼓動
氷砂糖みたいな甘さ
充(満)たされるこころ
瞼を開けたら君がいる
空気を震わせる優しさ
眩暈がするほどの幸福
ふと思い出す最初の日
ずっとずっと待ってたよ
今ここに在る君という存在
たまには違った趣向でどうぞ



海からは程遠い
忘れかけた口癖
甘えられる温もり
ほのめかされた恋慕
レンズを通した景色
私だけが君を知る現実
飽和し続けたラブソング
急速にリアルに迫る世界
例えば君の笑顔みたいに
ゆるやかに落ちていく感覚



相思相愛夢物語
過去にしないで
欠けた世界の真ん中
愛情というには曖昧
意味が必要なら作る
メッキの指輪で充分
鬼のいない隠れんぼ
嫌いになるための練習
離れて初めて生まれる価値
人恋しいなんて柄じゃない



本音がひらり
ハートの危機
揺れる揺れる
甘味をひとくち
そうだといいな
光るのは君の名前
かなしみを分けあう
無意識だと言い張る
後ろ姿じゃ物足りない
ただの通りすがりです






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