黒尾長編 アカシアを君に贈りたい fin

あとがき
こんにちは、なゆたです。「アカシアを君に贈りたい」を最後まで読んでくださった皆様、こんなところまで覗いてくださってありがとうございます。

このお話は、元々公開するつもりもなく自己満足で書いていた黒尾くんのお話があるんですが、その中で思いついた「苦しくても苦しくても、誠実に想い続けた日々に胸を張れる日がいつかきっとくる」というフレーズから作ったお話です。
私の中のテーマだっただけで大した言葉ではないんですが、作中二回も出してしまったし最後もそれに応える形で終わらせているのに若干の恥ずかしさは感じております。笑

前作「Let me sleep in your voice」はどちらかと言えばラブコメチックなお話だったので、それとはまた全然違った雰囲気の今作は阿修羅姫に通ってくださっている方に受け入れられるのかな?と少し心配だったんですが。最終的には今までで一番…というかもうこれを超えることは今後もないんじゃないかってくらい色んな方にコメントをいただいて、沢山の方に愛される作品になりました。終わるのが寂しい、と色んな方に言っていただけるようなものになって、書いて良かったなぁと心から思います。
尊敬するサイト様などで見る、「更新する度に感想くださってありがとうございます!」をまさか自分がいう日が来るとは思わなかったです。びっくり。
夢主ちゃんと一緒に泣いたり喜んだりしてくださって、書いている私としても毎度楽しみにしておりました。ありがとうございます。

あと今まで公開してる他の作品はタイトルが略しにくい?ものばっかりなんで、皆様に「アカシア」と愛称で呼んでいただけるのもとっても嬉しかったです!まぁこれも頭文字なんですが!笑
そして夢主ちゃんだけではなく、他のオリジナルキャラクターも好きって言ってくださったのも嬉しかったです!特に初期から登場してたミチカ先輩は、皆様に嫌われるようなキャラクターにはしたくない!と思って書いていたので…今のところそういうお声はいただいていなくて安心しました。

私は切甘なお話を読むのも書くのも好きで、逆にただ甘いお話は書きたいのに苦手です。だけど色んな方に切ないけどきゅんきゅんする、少女漫画見たいって言ってもらえたことがいつも私のモチベーションでした!
あとはこれも色んなところで言っているんですが、私は心理描写・情景描写がほんっとうに苦手で!だからすっごいセリフばっかりになるシーンも多いし、なるべくいつも避けてたりします。だけど今回は私にしてはチャレンジした方で、映画デート、体育祭、夏祭り、文化祭…と色んなシーンを書かせていただきまして…やっぱり自分でも納得のいかないところとかはまだまだあるんですが、ここも色んな方に褒めてもらえたのはとっても嬉しかったです。
お気に入りのシーンは沢山ありますが、夏祭りのシーン、公園での振られるシーン、アカシアのイヤリングのシーン…読んでくださった方にもどこか一つだけでも、心に残るシーンがあれば幸いです。

皆様の中のイメージを大事にして欲しくて言わなかったんですが、連載中にコメントでいただいたback numberさんの「幸せ」って曲が私の中でもほんとしっくりお話にハマる感じで執筆中はよく聴いていました。逆に切なくないシーン、純粋な黒尾くんと夢主ちゃんの関係のイメージソングは、私の中でSHISHAMOさんの「恋する」って曲だったりします。敢えて既存の曲をイメージソングにとか今まで考えたことなくて、そういうお声をいただいたことがとっても嬉しくて…これに関しては色んな方のイメージソングもお聴きしたい!

ツイッターでは言っていたんですが、盛り上がる告白シーンのあと、最後数話はいらなかったんじゃ?って思われる方もいらっしゃるんじゃないかと思いまして。漫画とかでもたまに、あそこで終わってれば良かったのに…ってたまに聞くそんな感じ。だけどあそこで敢えてもう少し続けたのは、黒尾くんは失恋した後あっさりミチカさんを忘れられたというよりは夢主ちゃんの存在がどれぐらい大きかったのかとか、親友として過ごしてきた二人の関係の変化とか、夢主ちゃんの中に燻り続ける歳上の女コンプレックスとか…書ききれなかった想いとかを詰め込んだつもりでいるので、私的にはこれで満足です。笑

あとがきでは裏話的なことを書こうと思っていたのに、既にかなり長くなってしまったのでここで終わろうと思います…笑
約五ヶ月ちょっとの間、「アカシアを君に贈りたい」にお付き合いいただき本当にありがとうございました!最後に一言、ご感想などいただけるととっても喜びます!

ここまで読んでくださり、応援してくださった全ての皆様に感謝と愛を込めて。


21.05.06.なゆた
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