種族：イダイトウ♀
名前：間憑(マヨリ)
性格/個性：きまぐれ/いねむりがおおい
年齢：17
身長：152
一人称：私

群青の海岸の静かな内海で暮らしていた少女。
真浪(ヒスイダイケンキ♂)と同い年で未婚だがどこか未亡人感が漂う。

自分に宿る、志半ばで散っていったバスラオの仲間たちの魂のことを常に気に掛けており、自分が旅をすることで自分を通して仲間たちにも広い世界を見てもらえるのではないかと考え真浪たちの旅に同行することを希望した。
淡々とした態度や口調から一見感情に乏しいように見られがちだが、自分に宿るバスラオの魂の影響もあって見た目から受ける印象よりずっと好奇心旺盛で行動的。間憑に宿るバスラオの魂は無念を募らせた亡霊というよりは間憑の応援団的な賑やかで前向きな存在で、お調子者で偏った知識を入れ知恵してくる者などもいるらしい。

常に自分に宿るバスラオの魂の意思を優先して物を考えがちな間憑に対して、間憑自身がどうしたいのかということを気に掛けてくれた真浪に次第に惹かれていくようになる。
真浪は元の世界に帰れず帰るつもりも未練もないため真浪との恋愛において境遇的な障害などはなかったが、自己肯定感が低めな真浪が間憑のアプローチをなかなか素直に受け取れず恋人として結ばれるまでには長い時間を要することになり、旅の仲間やバスラオの魂たちはもどかしい思いをしながら間憑の恋路を見守っていくことになる。

「まぁ、なんて綺麗な眺めなの。『みんな』も喜んでいるし、私も…とても楽しいわ。…こんなに綺麗だと感じるのは、真浪と一緒に見ているから、かしら…」
「夜の見張りは任せて。まだまだ体力には余裕があるし私には『みんな』もいてくれるから、長い夜だって寂しくも怖くもないわ」