「だからね!!剣は血糊で錆びるから凄く大切に手入れしないといけないのよ!!」
「どうやってやるのか、教えてもらっても宜しいですか?」
「うん。えーと、まずここを持って……」
おいまてゴラ
お前は魔法使いだから剣なんか使わないだろう
そう思うも、鍛冶師曰く『剣の扱い方がなってないあんたは包丁でも握ってなさい』と言われた俺は惨めに飯を作る
まぁ言われなくてもレベルが高い格闘家兼鍛冶師&レベルが高い魔法使いに引っ付いてる状態のレベル1勇者なんて肩身が狭いから飯くらい作るけどな
「ここは、拭かなくて良いんですか?」
「そこは最後なの!!」
俺には(ここ重要)決して使わない敬語と、微笑みを浮かべて何気なく鍛冶師に寄り添う魔法使い
あいつ、剣なんか転職しない限り使わないだろうし
いつも何よりも鍛冶師を優先するし
魔法使いが虎視眈々と鍛冶師を狙ってるようにしか見えないが、下手に突っ込むと始末されそうで何もできない勇者(Lv1)ある野宿の日の事
帰