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[7]干支物語3
by うみかん
2011/01/18 07:55
管理人:干支物語

プレゼント:いろいろ

僕のコーナーは不思議だった。
にんじんやネクタイはわかる。とてもありがたい

けれどもふりふりの白とピンク色の可愛らしい洋服にねこじゃらしは……どう考えても、利虎殿のためのものじゃ無いだろうか。
ふわふわの金髪に、くりくりの金眼の彼女にこの洋服は似合うだろう。かなり

………………ちょっとだけ、みてみたい。

「らいとさまーっ」

「利虎殿?」

えへへーっと御機嫌目一杯で、考えていた人物に抱きつかれた。
擦り擦りと甘える様子が愛らしい。何故か頭に兎の耳の飾りがついてて、頭を振って擦り寄るたびに飾り耳がひくひくと揺れていた

「それで遊んでくださいっ」

爛々と輝いた眼で彼女が見つめるのは猫じゃらし
いつもより幼げで、甘えん坊で愛らしい。
間違いない、これは


「利虎殿……酔ってますね」

「あそんでくれないんですか……?」

「ああすみません……これ着て見せてくれたら、遊んであげましょうか?」






――――――…………


予想以上だった。
ピンクと白のその服は、いつも和服しか着ない彼女に恐ろしいくらい似合っていた


頭のうさみみも怖いくらい似合ってる。

スカートのために足がスースーするのか、片手でスカートを押さえて空いた手でぬいぐるみを抱えながら見上げる様は、まるで西洋人形の様だった


「來兎様?」

「これは……なかなかヤバいですね」

「気に入りましたか?」

返事の代わりに彼女を強く抱き締める
酔いがすっかり醒めたのか利虎殿はくすくす笑いながら僕の首に手を回して甘えながら抱き返してきた

「他にもうさぎさんの着ぐるみとか、もふもふの上着とかいろいろと貰いましたよ?」

「是非ともそれらも着て見せていただけませんか?」

「なら―――…脱がして、貰えますか?」


色気を振り撒いて誘う彼女にキスをして
こういうのをねだられたと判断して、スカートの中に手を忍ばせる




いつもと違う服装なだけなのに








そのときの営みは、驚くほどもりあがった。





(來兎様は服装で盛り上がるんですね)

(そうかもしれません)

(私は、酔うとシたくなるんですよねぇ……)

(……僕以外の前で酔わないでくださいね)

(あはは、頑張り、ます)


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