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鳴御 2014/12/16 (23:39)


寒い寒いと言いながら薄着でいる鳴に、自分の着ていた服を着せてやった。にこにこ顔で笑うけれど、俺は寒くて仕方ないんだが?と言うと手を差し出された。はあ、とため息をついてその手を握る。ちらちらと周りを気にして見ていたら、鳴が「人の目なんて気にする必要ないよ」と言ってきた。気になるだろ、どう考えたって。シニア時代のように幼ければよかったが、もう俺たちは高校生だ。こんな恥ずかしいこと、なかなかないよ。「嬉しくない?」嬉しくないわけがないんだ。それをわかってて聞いてくるのだから、鳴は意地が悪い。


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