「名前」

「はい?」

「こっちおいで」

「……?」


手招きされ、名前は素直に神威に近寄る。

部屋には二人だけ。
部屋の真ん中には一組の布団。
そして布団の上には神威が座っている。


「うん、いい子だね」

「団長…」


頭を撫でられ頬を赤く染める名前。
それと同時に神威からの接吻。
見る見るうちに名前の顔が真っ赤になっていく。


「だっ、だんちょ…っ」



「名前が可愛いから、キスしたくなった」



「っ!」


そっと名前を抱き寄せ耳元で囁く。
そうすれば名前が何かを言おうと口をぱくぱくと開閉させる。
が、結局何も言えず。
ただ真っ赤になったまま神威に大人しく抱き締められているだけ。


「名前は俺のモノだから」

「は、はいっ」



「誰にも触れさせないよ」



「っ……あ、りがとう…御座います」

「ふふ…凄い真っ赤だね」

「だ、団長のせいですよっ」


火照った頬を押さえながら名前が言う。
それに神威はにこにこ笑みを浮かべるばかり。
その反応に恥ずかしさが芽生えたのか、
名前がふっと俯いた。


「、名前?」



「だ…団長は、狡い…です」



「ん?何が?」

「な、何か…私ばっかりドキドキしてるような気がします…」





「…可愛いなァ、お前は」

襲っちゃうぞ、
そう言いながら神威が名前を布団に優しく押し倒した。
名前は恥ずかしそうにしていたが、真っすぐと神威を見つめる。



「…好きだよ、名前」



「っ…わ、私も…好き、です」

「ふふ…やっぱり可愛い」


その後、神威に美味しく頂かれた名前だった。


Lovely my honey
(名前、朝だよ)
(ん、ぅ…?)
(昨夜はゴチソウサマ)
(っ…は、はい//)


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みかづきの高杉さやか様より相互祝いで頂きました。
私にはないちょいエロな神威さんの小説です。




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