「あ、名前様よ!!」

「本当だ!!おはようございます、名前様!!」


『おはよ。今日も皆かわいいね』


「きゃーーーー!!!」



苗字名前。
成績優秀、容姿端麗、周りからの信頼もあつい。才色兼備の女。人間の鏡





そして、俺様の天敵。




「やっぱり跡部様より名前様よね」

「うん!!きれいで頭もよくて、優しくて格好良くて!!いい所あげたらキリない!!」

「あんな俺様王子なんかより、名前様のほうが王子様っぽい!!」




お、俺様王子だと!!!
どういうことだ……っ!!!

















「おはようさん、跡部……って、何してんねん」

「アーン?見りゃわかんだろ。藁人形作ってんだよ」


「ついに壊れ始めたんやな
そんなに名前ちゃんに負けるの嫌なんか?」

「俺様は負けてねぇ!!!」


負けてねぇ!!
まだ本気出してねぇだけだ!!



「はいはい、あっおはようさん名前ちゃん」

『あ、おはよう侑士、それから氷の帝王(笑)』

「(笑)やめろ!!!」


『事実でしょ。帝王が女に負け続けてるんだら』


「畜生てめぇ!!!勝負しやがれ!!!」

『臨む所だ。
さて、今日は何対決?
テストの点数はあたしが勝ったし、50メートル走もあたしが勝った。

あと、人気投票もあたしの勝利だったね。』



「ホンマに連敗してんねんな」


「うるせぇ!!!
今回は、テニスで勝負だ!!!」


『別にいいけど、大人気ないなお前
自分の十八番出してくるなんて』

「人間として終わってんねん、跡部は」

『なるほど』


「つべこべ言ってねえで、さっさとコートに来い!!」






俺様の美技に酔わしてやる!!!








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