親友
次の日、私は夏未に昨日のことについて話した。
驚いたあと、すごい悲しい顔をされた。
夏「名前…ごめんなさい、隠すつもりはなかったの。
だけど、これ以上あなたが傷つく姿はみたくなかったのよ…
徐々に記憶が戻ってきたら傷も深くならなくていいんじゃないかって、おば様と2人で相談したの…
本当にごめんなさい…」
夏未が俯いて言った。
あたしはそんな顔してほしくないんだ…
夏未には胸を張って、みんなのリーダーでいてほしいんだから…
『夏未…ありがと
大丈夫だよ。傷ついても、それはあたしの記憶だから…
何をしでかしたのか気になるし、思い出さないほうがいいのかもしれないけど…
でも、記憶に穴が開いたままなんて嫌だから、多分それじゃだめだから…』
夏「名前…」
『それに、夏未がいる。鬼道君もいる。
思い出して傷ついたとしても、側にいてくれる人があたしにはいる。
だから、大丈夫。』
夏「名前…
えぇ。そうね…私達がいるもの…
なにか思い出したりしたらいつでもいって。
力になるわ、必ず」
うん。元に戻ったみたいだ…
よかった
これでこそ雷門夏未。
『うん!!頼りにしてるね』
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