好きなもの
ユニフォームに着替えて、
試合会場へと足を運ぶ。
グラウンドの一歩手前でとまる
源田、佐久間、名前、皆
俺はお前たちの敵を取る。
見ていてくれ
一歩踏み出したとたんにサイドから聞こえた驚きの声。
主に円堂だったが
春奈まで驚いている。
試合のホイッスルとともに走り出す
千羽山の無限の壁はやはり突破することは困難だった。
しかし円堂は何度失敗してもあきらめない。
円堂の言葉一つ一つは選手のやる気に変わっている。
壁を打ち破ったときの快感を味わったのはどのくらいぶりだろう。
試合に勝つことこんなにもうれしいと感じたのも
名前…お前の言ったとうりだったよ
俺はサッカーが好きだ。
やめるなんて出来ないんだ。
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