2人の朝

〜定位置の2人の日常〜
 in morning side by 夜宵

《ピピピピ、ピピピピ…》
大音量の目覚ましの音で目を覚ます。ふぁ、もう朝かぁ。
毎朝の事だけど、なんで日和はこの音で目覚めないんだろう。隣のベッドで未だ夢の中を彷徨く双子の妹を見る。まぁ、毎日部活やってるから疲れは溜まって行くものなのかな。

ベッドから降りて、朝食の用意を始める。
両親がイタリアに行ってから、朝食とお弁当は私、掃除と洗濯は日和、夕飯は2人で作ることになったのだ。
昨日の夜に下拵えをしておいたからすぐに作れる筈だ。早く作って、本を読もう。この間並盛図書館で借りて、まだ読んでいないのが何冊か溜まってるから。

そしたら日和を起こそうかななんて予定を立ててみる、いつも通りの朝。
こんな毎日が、続いていけばいいな。

(そろそろ起こすかなぁ、日和ぃー!おきて!)
(…んん、あとちょっと…)
(な ん だ っ て?)
(ちょ、夜宵、いたっ、いたいって!)
(起きないのが悪い!)
(おきる!おきるからやめてー!)

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2012。10。1
拍手ありがとうございます!

夜宵目線の朝でした。
夜宵はああみえて(?)日和には優しいけど、時には容赦ないですからね!バシバシ叩いて起こします。ほのぼのとした日常、書いてて楽しいです!


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