※私だけが楽しい怪盗パロ
※太一:代々怪盗一族の家に生まれた青少年。初仕事は闇オークションに出展された大、以降2人暮らししている
  大:波乱万丈な人生を送っていたが、太一に助けられる
    現在は不良神官(笑)でとある教会で色んな人の悩みを聞いてる
 大輔:代々霊媒師の家系に生まれた少年。太一と大に助けられ、以後2人の助手をしている



 チュンチュン…


 雀の鳴き声が聞こえる。
 窓から差す光を浴びつつ、二つの寝息が穏やかに流れる


「すぅーすぅー」

「…すぅー…」


 ガタッバタバタバタッ!
 ガラァアッ!


「朝ですよぉおおおお!!」


 ズカズカと寝室に入りこむと、赤紫な短髪の少年が勢いよく毛布を取り上げた


「起きて下さい太一さん、大さん!」

「ん…だ、いすけ…?はよ…」

「おはようございます大さん。とりあえず顔洗って覚醒してください」

「ふぁーい」


 あくびをしつつも起き上がる茶髪の青年―大が部屋から出て行ったのを確認すると、大輔は大きく息を吸いだす


「起きろ太一さぁあんッ!!!!」

「………んぁー…」

「まだ起きないのかよ…仕方ない、ブイモン」
 

 ぽんっ


『大輔!』
 

 両手を合わせると、可愛らしい音と共に青い子竜が現れ出す。
 青い子竜―ブイモンは平たく言えば式神と呼ばれる存在だが、詳しい話しは割愛する


「今日も頼むぞブイモン」

『おう!まっかせろ!―ブイモンヘッドォ!』

 
 ドゴォオ!!


「ぐへぇえっ!!」


 ブイモンの頭突きが腹にダイレクトアタックされた青少年はあまりの痛さにベットに落ちる。
 音からして相当な痛みなのだろうが、大輔もブイモンも気にせず皺になったシーツを元に戻していた


「あたたた…」

「目が覚めましたか太一さん?」

「お陰さまで。…日に日に遠慮しなくなってきたな」

「起きない人が悪いんですよーだ」


 そう言われる度に明日からちゃんと起きようと決意する太一なのだが、毎度ブイモンヘッドを食らうのであった。 


「さっさと顔洗ってくださいね。今日も仕事あるんでしょ?」

「おぉー」

『ほらほら太一、洗い場に行こうよ!』


 ぐいぐい背中を押し洗面所へと連れていこうとするブイモンに太一も分かったと笑いながら部屋から出て行った。
 シーツの乱れも直し、取り上げた毛布も元に戻し、ひと仕事終えた大輔は窓を開け出す


「今日もいい天気だなぁ」



コレが俺たちの1日の始まり
にしてもあの2人、何で毎度同じベットに寝てるんだろう…
怪盗パロといいつつ全くそれ系統書いてないww


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