カシャカシャ

「結構腕に来るんだな」

 
 大輔たちが見回りに行ってる間、俺と太一にタイキでケーキを作ることになった。
 手先の不器用さは胸を張れるレベル。なので俺が任されたのは生クリーム作りだ 


「そうそう、だからお前にそれ託したんだよ」

「太一、イチゴ切り終わったぞー」

「おー」


 スポンジは既に出来てるし、残りは生クリームとトッピングだけ
 ゴール目前だが、思った以上にこの仕事は重労働だった 


「ケーキ作りって大変だ、あぁあ!?」


 べちゃっ!
 びちゃぁ


「やっちまった…」


 うへぇ、顔にも服にもついちまった。


「「………」」


 ペロッ


「ん、うまい」


 ムラッ 


「へぇ、んじゃ俺も」

「え?えっ!?」


 驚くのもつかの間、太一の舌が頬を舐め出した


「お、ちょーどいいじゃん。もうちょい」

「どれどれ俺も…」

「ちょ、ちょちょ!タンマ!ひぅ!」


 2人して首とか耳とか舐めるなァァァッ!!


「美味いな。もっと欲しい」

「お、お前らいい加減に!」

「「大が悪い」」


 びらっ


「何で服脱がそうとする!?」

「えーせっかくだし…なぁ?」

「あぁ、まだ時間あるし、後で作り直せばいい話だ」

「は、ちょ、待て落ちつけ、れ、冷静になれっておい…!」


 後ろに下がりたくても既に壁とご対面
 前方にはスイッチが入った馬鹿2人。え、ひょっとしなくても…詰んだ?


「「いただきます」」


据え膳食わぬは男の恥
残さず食べるのが礼儀
この後生クリームプレイが行われるんですね、誰か続きください(真顔)


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