勝負！ | ナノ

「大、行けッ！」

「任せろッ！」

　バッ！

「どっりゃぁあああッ！！」

　ズバァアン！

「ナイス大さん！」

「大輔もフォローありがとよ」

「あぁ、大輔がボールを拾ってくれたおかげだ。よくやったな」

「（うわぁぁぁ！うわぁぁぁ！太一さんと大さんに褒められるなんて…うわぁぁあ！！///）は、はい！次も気合入れてボール拾います！」

「さすが究極体を殴り飛ばしただけあるな…。取れる気がしない」

「ビーチバレーで聞こえるはずない音がしたんだけど」

「大さんにスパイク打たせないのが鍵ですね！」

「どうしますタイキさん？大さんに集中狙いしてスパイク打たせないようにしますか？」

「いや、それだと一発で返されて返って不利になる。
　こういうときはちょっと『手』を加えるのが一番いいんだ」

「「「？？？」」」

　ごにょごにょ

「おーい、作戦タイムまだかー」

「悪い、いま終わった。サーブいいぞ！」

「いっきますよぉ～でりゃぁ！」

　ボーン！

「う、拓也君！」

「いいぞ啓人、タギル！」

「うぉぉおおお！！」

「させっかよ！（ﾊﾞｯ）」

「ナイスタイミング！」

「(ﾆﾔ)残念でした！」

　バッ

「本命はこっちだ！」

「時間差！？　大輔、構えろ！」

「はい！」

「遅いッ！」

　ズバン！

「…は、はや」

「すっげぇえ！やっぱタイキさんすっげぇや！
　なんですか今の速さ！くぅ～！俺もあんなスパイク決めてぇえー！」

「なるほどな、俺らがパワーならあっちはテクニックか」

「いいねぇ、そうこなくちゃ勝負は面白くねェ！」

「絶対勝ちましょうね！太一さん、大さん！」

「あぁ！」

「うし。これで向こうは俺を警戒してくるだろうが…
　拓也、さっきの動きみてどうだ？いけるか」

「いけるじゃなくて、いく。だろ？　よーし気合いれっぞぉ！」

「拓也君頑張って！」

「啓人もスパイクやろうぜ！」

「えぇ！？　む、無理だよ！僕あんなに飛べないし！」

「飛べなくていいじゃん！おもっきしあっちにぶつけるだけなんだぜ！」

「タギルの言うとおり。フォローはするから、やってみろ」

「うぅ…わ、わかった。僕、やってみるよ！」

「よぉーし！この勝負ぜってぇ勝つぞー！勝ってバーべキューだ！！」

「おぉー！」

いざ、勝負！

絶対負けないからな！

拍手コメでｵｰﾙｷｬﾗでスポーツというリクを頂きました。リクを下さった方、ありがとうございます！負けた方がバーベキューの片づけ係という罰があったり(笑)