*Attention*
・戦姫絶唱シンフォギアパロです。
・ちょいちょいオリジナル展開あります
・グロ&死ネタ表現あり

・配役
 天羽奏=大門大(死亡フラグ)
 風鳴翼=神原拓也
 立花響=八神太一
 小日向未来=工藤タイキ
 緒川慎次=松田啓人

・この時点で何かを察し、嫌悪感が出たらすぐ戻ってください。





「おいタイキ、お前まだ着かねぇのか? 遅刻魔の俺より遅いってどーしたんだよ」

『悪い、行けなくなっちまったんだよ』

「ハァ!?おま、ふざけんなよ! アイツの晴れ舞台なのになんでッ!」

『実は…祖母ちゃんが倒れて、今から母さんと看病しに行くことになったんだ』

「…男一人でライブ楽しめってか」

『本当にごめん。大にも頑張れって伝えといてくれ』

「わーったよ。お前こそ頑張りすぎて倒れんなよ」

『あぁ、気をつけるよ』


 プッ、ツーツーツー


「……はぁ、仕方ねぇよな」



 んじゃ、タイキの分まで楽しまないとな!



 【ライブ会場・控室】


「ほへぇ〜こりゃまたすっげー人数。 暴れがいがあるってもんだぜ」

「……」

「おい拓也、いつまで小さくなってるつもりだ?
 もう少しで始まるんだぞ。あれか、緊張してるってか?」

「あ、当たり前だろ!これはただのライブじゃない!
 人類の未来が掛ってるんだぞ!?」

「だからこそ俺らが楽しまなきゃダメじゃねぇか
 此処に来た人みんな、俺ら“ツヴァイウィング”の歌を聴きに来たんだ」

「そう、だけど…」

「俺の相棒は拓也だ。お前がそう暗いと俺まで楽しめない」

「…大…うん、そうだよな。そうだよな!」

「へへ、良い顔になったじゃん。やっぱお前は笑ってねーとな」


 コンコン


「2人とも、そろそろ準備お願いね。それと大さんに贈り物」

「俺宛てに…?」

「八神太一って人から、あと『タイキは来れなくなったけど、応援してる』って」

「そっか、太一来てくれたんだ…。ありがとう啓人」

「どういたしまして。僕も裏の方で応援してるからね!それじゃ!」


 タタタッ


「良かったな」

「あぁ。な、ペンダント付けてもいいよな?衣装と合わせても違和感ねぇし」

「うん。大丈夫、似合ってるぜ」

「サンキュ。したっけ、行くか!」

「おう!」

(……本当に来てくれてありがとう、太一。
 タイキも来て欲しかったけど、アイツのことだ。ほっとけない病で来れなくなったんだろうな

 見ててくれ、俺の最初で最後の舞台を)


Next

踏ん張ってくれよ、俺の身体
思いっきり歌いたいんだ

予想以上に長くなったので切りました。wikiさんによると、この時点で奏の身体は限界を迎えていたらしい。ぶわっ…!!


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