「ん、…?」

「目が覚めたか馬鹿」

「大?あれ、俺…」


 気がつけば見慣れた天井で、どうやらソファの上で寝てたらしい
 けど、その前の記憶があやふやだ。何してたっけ?


「覚えてねぇのか?」

「…あぁ」

「はぁ、やっぱお前馬鹿だ」


 ハント終わった途端倒れたんだよ。


「…あ」

「アカリって子から聞いたぞ。
 昨日一昨日と部活の助っ人として走りっぱなしだったって?
 しかも1週間前から遅くまで練習してたとか?」

「あ、あはははは…スミマセンでした」


 また俺の悪い癖が出てしまったわけか…
 そりゃ馬鹿言われても仕方ないな、うん。


「つーわけで、お前は暫くの間休め。これ満場一致の意見、異論は認めねぇぞ」

「了解、身体を休める事に専念するよ」

「分かればよろしい」

「というわけで(グイッ!)」

「へっ?」


 大の腕を思いっきり引っ張り、ソファへとダイブさせる。
 んで俺はその上に乗るっと。


「うん、いいポジション」

「何、言ってん、だよ!降りろ!寝ろ!」

「だから大と"寝る"つもりだ」


 ………


「……おいコラ」


 たっぷり三秒間思考停止して到着した答えに、みるみる顔を赤めていく


「俺はそっちの意味で言ったわけじゃねぇ!」

「大と一緒の方が回復するんだよ。
 ほら、たくさん動いた後の方がすっきりするだろ?あれと同じだって」

「ざっけん…ぁあッ!」

「ん、…ふっ、く」

「やめ、…なめん…痛ッ」

「うん。我ながらうまくついたな」


 大の胸板に赤い印が浮かび上がった


「このヤロ…ッ!覚えて、ろよ…ッ!」

「上等。忘れるくらい良くしてやる」


これも一つの休息行動
お陰さまで次の日は絶好調でした

タイキさんが偽物すぎる。あとこれ、最初膝枕でほのぼのを予定してました。信じて


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