「…べただ」 思わず呟いてしまった言葉に目の前の俺もうんうんと頷く。 「あぁ。漫画みたいだ」 「本当に転んだら中身入れ替わるんだな」 正確には拓也が転びそうになって俺が支えようとしたが 見事頭がガンとぶつかり、一緒に倒れてしまい、起きたら入れ替わっていたんだ つまり、目の前にいる外見俺の中身拓也で、外見拓也の中身俺になったわけだ しっかし鏡でもねぇのに自分の姿が見えるとか変な感じだぜ 「…自分の姿見るとか変な感じ」 同じこと考えてたか 「てかどうやって戻るんだ?」 やっぱもっかいぶつかる?と首を傾げる拓也。 うん、中身が違うと仕種も違うんだな。違和感ありまくり とっとと元に戻った方が良いんだろうけど…なぁ? 「どうせならもちっと楽しもうぜ」 「は?」 がちゃっ 「ただいまー」 「!?」 (ナイスタイミング) 慌てる拓也を視界に入れつつニヤリと笑みを浮かべた 折角だし楽しまなきゃ損だよな 「おかえり大!」 「おう、…ん?」 ぎゅぅぅ 「へ、えッ!?」 「な、ど、どうしたんだ?拓也」 「大に甘えてる〜(ぐりぐり)」 「おまっ!やめ、何してんだよッ!?」 離れろ今すぐッ!と必死に俺を剥がそうする俺の姿した拓也。 俺の顔、あそこまで真っ赤になれるんだな 大は大で混乱してるのかされるがままだし…うし、もうちょいやるか ぴた 「ひぁっ!?」 「大って背中弱いよなぁ」 すすすっ 「なっ、ぅあ、…拓、也…?ん、」 「このまま胸の方撫でたらどーな「いい加減にしろぉおお!!」 ゴォオン!! ***** 「…まだ頭痛ェ」 「うるせぇ」 耐えきれなかった拓也(外見太一)の頭突きが直撃し再び倒れたら、元通りにもどってました。 実に惜しい。もうちょい満喫したかったが…、まぁ拓也には悪いことしたな 「……」 「悪かったって拓也」 「…別に、もういい」 「ンな怒るくらい嫌だったら、今度からもうちょい素直に甘えることだな」 「………覚えてろ」 リベンジはいつでも受け付けるぜ 負けるつもりはないけど収拾付かなくなったorz 兄貴をもっと喘がせたり、マサ拓要素入れたかった。ちくせう |