目の前に広がるのは、出来たてほかほかのオムライス。
 これ、誰が作ったと思う? 何歳が作ったと思う?


 俺より3つ年下の小5でした。
 

「しっかし小5で料理できるってすげぇなー(むしゃむしゃ)」

「こんぐらい練習すれば誰でも出来るぞ」


 食器を洗いながらも太一は俺の呟きに律義に答える。
 確かに俺もアグモンとデジタルワールドを回っていく内にサバイバルの知識がついてきたし、ある程度の植物や木の実も分かるようになった。


 けど、それとこれは違うだろ。 


「俺には無理だな、こんなふわふわオムライス(がつがつ)」

「おいおい、ゆっくり食べればいいだろ」


 飯は逃げねーぞと笑いながら、向かいに座りだす。
 お、食器洗い終わったのか。相変わらず手際いいな


「もぐもぐ」

「…あ、大ちょっとこっちむけ」

「ん?」 



 ぺろりっ 



「………へ?」 

「口元にごはん粒ついてたぞ」


 どっちが年下だよとケラケラ笑ってるけどな、おまえ…ッ!


い ま な に し ま し た か ! ? 
なぁアグモン、なんで大は放心状態なんだ?
さぁ〜疲れが出たんじゃない〜?
電池みてぇな奴だな
(太一さん、頼みますからその無自覚行動自重してください)


実は一部始終ばっちり見てた大輔君。無自覚太一もいいよね


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