ドタバタ肝試し

　
　※歴代主人公ズが肝試ししてます
　※脅かし役＝太一、タイキ、タギル、大輔
　※脅かされ役＝大、拓也、啓人
　※会話式でお送りします

「う、うぅぅ…！」

　グワァァァァアアア！

「「うわぁああぁぁあああっ！！！」」
「ぎゃああああ！絞まる！絞まってる！お前ら落ち着けぇぇっ！！」

　―間―

「ぅ、ぅう…怖いよぉなんで肝試しなんてやるんですか大さぁん…（;□;）」
「俺に聞くなっての、言いだしっぺはタイキと太一なんだから」
「だ、だだだからって俺たちまで巻き込むなよ！」
「悪かったって。ほら、手繋げばいくらかはマシになるだろ？」
「…ぅ～///」

　ぎゅーっ

「は？」
「あ！」
「～～っ///　す、少しだけこうさせてくれ…///」
「拓也君ずるい！ぼ、僕だって怖いんだからね！（ぎゅっー！）」
「はは、あんま強く抱きつくなっての。　分かったって、お前らが落ち着くまでこのままでいるからさ（なでなで）」

「「……///」」

　がさごさっ！

「「ばぁーっ！」」
「「ぎゃぁぁぁあああっ！！」」
「あだだだだだだだ！！」
「はははっ、拓也も啓人もビビリすぎだってーの」
「大輔っ！てめ、いきなり脅かすな！」
「幾ら待っても来ねぇから、こっちから来てやったんだぜ？」
「そ、それは申し訳ないけど、だからって急にはダメだよタギルさん！」
「脅かさないとお化け役の意味ねーだろ」
「だからって…（ぴちゃ）ひぃっ！うわあああああ！！」

　どんっ！

「は？どわぁあ！？」
「えちょまぁぁあああ！？」

　
　どってーん！

「お、おい大！？大輔！？」
「ごめんなさい大丈夫！？」
「いでで…おい大輔、怪我してねーか？」
「～～は、はぃ////（大に抱きしめられて無傷）」
「ん、怪我なくてよかった（ぽんぽん）」
「ありがとうございます…///」
「大さん、手擦り傷できてるぜ」
「あ？あ～こんなもん唾つけとけばいいって」

　ぺろっ

「はあ！？」
「あぁ！？」
「んな！？」
「…………タギル？」
「ふえ？ふぁってふばふふぇほへばって…（＝だって唾つけとけばって…）」
「ば、おま！汚ねーだろ！？砂とかもついてるんだから吐き出せ！」
「ばいじょーぶべって（＝大丈夫だって）…ん、っと、えーと絆創膏は…」

「ほい大、これ使え」

「おーサンキュ…って、タイキ？なんでお前が？」
「お前らが幾ら待っても来ないし、やたら叫び声は聞こえるし…ってわけで様子見にきたんだよ
　案の定ハプニングが起きてたっぽいな」
「ごめんなさい…僕のせいで」
「謝るなって啓人、誰も悪くねーんだから」
「そうそう、いきなり水滴当たったら誰でも驚くって」
「…さて、今日の肝試しはここでお開きにするか。
　なんだかんだで予定してた時間より遅くなってる、これ以上遅いとおばさんたちに心配されちまう」
「え、もうそんな時間！？」
「うわ。気づかなかったぜ…」

「タギル、お前が責任持って啓人たちを送ってってくれ」
「分かりました。タイキさんたちはこのあとどうするんですか？」
「太一が奥で一人寂しくスタンバってるから、アイツ回収してから帰るよ」
「わかりました！タイキさん、大さんお疲れ様っした！」
「おやすみなさい。帰り道気をつけてくださいね」
「それはこっちのセリフだっての。頼むぜタギル」
「任せてくださいって！ほんじゃお先に失礼しまーす！」
「大もタイキさんも早めに帰ってくれよー」

「「・・・・・」」

「…で？　俺一人だけ残したのはわけはなんだ？」
「なんだよ、そう警戒すんなって」
「そう言って何度襲われかけたと思ってんだ」
「クスクス。それでもこうやって残ってくれたってことは…実は期待してたりして？」
「なわけあるか馬鹿」

「まったくもってそのとーりだ」

「……えーこのタイミングで来ちまうか？」
「うっせ、タイキのことだ。なんだかんだ理由つけてあいつらを返して、大を茂みの中に押し倒してディープキスかまそうとかするんじゃねぇかって思ったんだよ」
「チッ、お見通しか」
「おい……おい（怒）」
「つーわけで、お前の思い通りにはさせねーぞ（大を抱き寄せる）」
「…太一」
「あーぁ、せっかくの夜だし少しはイイ思いできると思ったのに残念」
「へっ、大は俺のだ。そー簡単にイイ思いなんざさせねーよ
　ほら帰った帰った。オメーもあんま帰り遅いとおばさんが心配するだろ」

「ま、今日はおとなしく引き下がるか。
　んじゃお二方もあんま長居しないでさっさと帰れよ。おやすみー」

「……なんか、ありがと？」
「別に。それより大、お前大輔庇って転んだろ？怪我大丈夫なのか？」
「ただのカスリ傷だっての。……ん？　太一、お前…いつからここにいたんだ？」
「拓也と啓人にいいように抱きつかれ、大輔を抱きしめ、タギルに手を舐められ、タイキは未遂とはいえ襲われそうになって……
　ホント大って警戒心ゼロだよな！（にこっ）」
「………（なんか、やべぇ）」

「ここまで警戒心ゼロだと俺も気が気じゃねーな
　俺がどれだけお前のことを心配しているか、その身体にたっっっぷり叩き込んでやるぜ」

翌日、大は一歩も外から出れなかったとか

これで少しはわかったか？
…お前が独占欲高いのはよーくわかったよ

ピカピカ様からのリクエストで太マサ前提で兄貴争奪戦のリクエストでした！遅くなってすんません！久々で会話オンリーになってしまいましたが、イメージでカバーしてくださると嬉しです！orz