「なに読んでるんだ?」 珍しく俺が読書してることに興味をもったのだろう。 大はソファに寄りかかり、訪ねてきた 「んー?じいさんから貰ったファッション雑誌」 ちなみに女性用だ。何故これをチョイスしたじいさん。 けど読み出したらこれが意外と面白かったんだ。 なにせ俺たちの世代?のファッションとかなり違っていて、髪型もずいぶんおしゃれな気がする なんて考えてると流石俺、この雑誌を使って大をからかえるのではないかと思いつく シッシッシと怪しい笑みを心の中で浮かべながら、雑誌に載っているショートカットの活発そうな女性に指をさした 「なぁ、この子綺麗じゃね?」 「はぁ?」 興味なさげに雑誌を見る大だが、うーんとうなりながら違う女性を指差す 「…俺はこっちのロングの子がいいな」 「成る程、大はロングの清楚系がタイプか」 さぁーて! 「俺というヤツがいながら〜」とからかうか、「大って髪フェチなのか?」方向でからかうかっ! 「何言ってんだ?俺のタイプは太一だ」 「へ」 太一さん顔真っ赤 いやだって真顔でこいつ…うわ、うわーっ!からかう気満々だったのに気がつけば返り討ちされていたというw |