オレは前線で戦っている。特攻隊長なんだって思ってた
 それが俺の役目だと思っていた

 けどさ、この世界に呼ばれて、色んな世界の選ばれし子ども達を見て、それは違うことに気付いた。――ただ、ブイモンが闘っているのを見てる事しかできねぇ
 

 啓人みたいにデジモンと合体できない。

 拓也みたいにデジモンに変身もできない。

 まして大さんみたく素手でデジモンを殴り倒すなんてどう転んでも無理だ。

 オレと同じ境遇の太一さんはアグモンに的確な指示をだし、俺たちを引っ張ってくれている。


 何かないか?
 オレにしか出来ないことって何だ?


 ******


「おい拓也!てめっ、大人しく手当されろ!」

「いいって!大丈夫だって!」

「グローブで隠しても無駄だからな」

「ぎくっ」

「啓人もこっち来い。すり傷だってバイ菌入ったらやべぇんだ」

「う、うん」

「大さん、アンタは後でテーピング!」

「わかった、わかったっての!」

「頼むぞー大輔、もう怪我隠すもんかってくらいキツーくやってやれ」

「もちろんッスよ!」


 別に攻撃が全てじゃない。
 こいつらの手当だって立派な戦い。


俺にしか出来ない戦い方だ
逃げたら飯抜きな。 
えええええっ!?

大輔にスポット当てたらこうなった。大輔はみんなのマネージャー


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