「で、何しに来たんですか先輩」

やだこの子相変わらず目線が冷たい!


現在、朝の脳内宣言通り、俺は現実を直視する上できっとやっておかなければならない事としてテニプリキャラ知り合い巡りツアーを開催したわけだ。
それに辺り、最初は覚悟レベル低くても大丈夫そうな二年から攻めて行く事にしたのだが、若のクラスに来たら若に辛辣な言葉を頂きましたよ。先輩悲しい。

「結婚の約束もした仲なのに…っ」
「ッ!会う度にその話をするの、いい加減、やめてもらえますか…?」

ちょっと殺気が洒落にならない感じになってきたのでふざけるのはこの辺にしようと思います。だってこの話題出す度に若顔真っ赤にして可愛いんだもーん。

「あのさー、若。もし俺が女だったらどう思う?」
「は?」
「いや、気持ちは分かるけど。今俺さ、変な質問して回んのがマイブームなの。先輩命令です、教えろしー」
「…」

いやん、沈黙が痛い。
やっぱり若はキャラ的に仮定話はくだらないっつって答えてくれないか?結構勇気出して聞いてみたんだけどなー。駄目か仕方ねーなー。

「そうですね…」
「お?答えてくれんの?!」
「答えなくていいなら答えませんが」
「すみません黙るので解答よろです!!」

くっそ俺先輩なのに!その威圧感やめろし!
そうして俺がお預け食らってる犬のようにじっと若の返答を待っていると、若は俺を嘲笑するように見…え、何だしその顔。

「先輩が女だったら、本当に結婚してたかもしれませんね」
「そんな表情じゃない件について」


まぁ、一人目だし相当ほっとする解答だったよ。サンキュ。

             


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