(青春男子主=、一分間の湯飲みヒーロー主=、期間限定恋物語主=)



湯「じゃあまず各自持ってきたお菓子広げるかー。俺的に現役平成っ子な青春男子君のお菓子が楽しみ!」
青「湯飲みさん、超順応早いですね」
湯「一度湯飲みに生まれ変わったらまぁなー。お、恋物語君はあんみつか。好きなの?」
期「えっと…俺、基本的に食べ物の好みとか無いので、とりあえず三郎が好きなもの持ってきました」
青「三郎さんって、恋物語さんの恋人だけど敵…ですよね?」
湯「まぁ、青春男子君その辺はさ、憎いけど嫌いじゃない複雑な男心…いや、女心?があるんだろ」

期「…そこ普通に触れてくるとは思いませんでした」
湯「嫌だった?俺等三人って何気に転生仲間だし、こんな機会無きゃ一生会わないはずの存在だし、他で話せないこと話して行こうよ」
青「さすがは湯飲みさん。此処でも遺憾なく発揮される天然たらし」
湯「え、青春男主君。え?」


青「てか、お二人共大変そうですよねー。あ、ポテチどうぞ」
湯「ポテチ…!うわ、懐かしい!美味い!」
期「これって、じゃがいもを薄く切って揚げたもの?」
青「そうそう、美味しいですよ!」
湯「俺、普段人になっても物食べる時間無いから余計美味しく感じるわ」
期「湯飲みさん、湯飲みに生まれ変わるって凄いですもんね」
湯「いや、恋物語君の経験も相当だと思うが」

期「…あの、二人共俺のこと怖くないんですか?」
「「え、何が?」」

期「何がって…復讐の為に恋人になって、自殺した奴ですよ?それに今まで普通に人殺しましたし…」
湯「俺としては、三郎君にまた会った運命は可哀想だと思うけど…それぐらいかなぁ。だって、三郎君と会っちゃった以上復讐でもしなきゃ恋物語君は生きていけなかったんだろ?人殺しって言っても、伊作さんだってそうだし」
青「先に裏切ったのはあっちなんだし、仕方なくないですか?それに恋物語さんは前世の記憶覚えてたくなかったんでしょう?その気持ちは俺もわかりますよ。人殺しもそういう世界ですしねー」

期「…アンタ等、お人好し過ぎだろ」
湯「はは、よく言われる」
青「えー、俺は馬鹿やら楽観的やらとしか言われないんですけど」
期「…二人と一緒の世界で生きてみたかったかも。そうしたら何か…変わってたかな…」
湯「彼女の為だったんだろ?罪悪感持つなとは言わないけど、後悔するのも違うと思うぞ?」
青「それをバリバリポテチ食いながら言う辺りさすが湯飲みさん」
湯「シリアス苦手なんだよ。あ、恋物語君、シリアスは真剣な話って意味な」

期「…っはは!じゃあ、楽しい話しましょうか」
青「ですねー!」


青「はいはい!聞きたいんですけど、湯飲みさんって伊作さんをどういう感情で好きなんですか?!」
湯「逆に青春男子君は岳人君をどういう感情で好きなんだ?」
青「一から十まで友達です…っ!!」
「「ああ、まだ」」
青「何なんですかその不吉過ぎるハモり?!友達ですよ!そして友達のままで終わりますよ!」

期「連載紹介で三年までは、ってあるからな…」
湯「青春男子君…抵抗したところで未来は変わらないよ」
青「もうやめてっ!」


期「でも本当に湯飲みさん、伊作さんのことどう思ってるんですか?」
湯「え、大好きで愛してるけど」
青「湯飲みさん、よく普通に口に出せますね…」
湯「前世からの信条だ」

期「でも湯飲みさんの愛してるって範囲広いですよね。モッチーさんも愛してるんでしょう?」
湯「伊作さんは一番だから!」
期「それはもう小説で痛い程理解してますけど、その感情って恋愛入ってるんですか?」
湯「…恋愛感情?」

青「…即答で勿論って言うと思ってました」
湯「いや、だって俺湯飲みだよ?伊作さんは御主人様だし…そりゃ大好きだけど。それに伊作さん好きな人居るんだぞ?」
「「…」」

湯「何、その何か言いたげな沈黙」
期「いえ、伊作さんの苦労が忍ばれるなと」
湯「何でだよ!伊作さんに苦労はかけねぇし!それなら断然岳人君のが苦労するだろ!」
青「ちょ、俺今関係無いでしょう?!」
期「それもあります」
青「恋物語さんまで…!」


湯「あんみつうまー」
期「…残り全部食べていいですよ。普段食べられないでしょう?」
湯「本当?!え、青春男子君もいい?!」
青「俺も湯飲みさんが持ってきてくれた団子に忙しいからいいですよー」
期「そう言えば、普段湯飲みなのにこの団子どうやって持ってきたんですか?」
湯「おう、管理人に冷蔵庫と台所借りた」
「「え?!」」

湯「…な、何だよ。仕方ないだろ。買いに行く時間も金も無いんだから」
青「いやいや、じゃなくて!これメッチャ美味いんですけど、湯飲みさん料理出来んの?!此処で明かされる新事実…!」
湯「前世じゃ二十代独り暮らしだったし、普通だろ」
期「団子まで作れる人はそう居ないかと」
湯「単に一時期和食作りにハマったんだよ。団子自体は豆腐と白玉粉混ぜただけだし、手軽に美味いからよく作ってた」
青「湯飲みさんってさらっとイケメンなことしますよね。それがモテる秘訣なんですか。ちくしょー、妬ましい羨ましい」
湯「何で俺責められてんの…?」


期「お菓子も無くなりましたし、そろそろ第一回の男子会は終わりましょうか」
青「この調子だと第三回の全員の時って絶対ぐたりません?」
湯「第三回は話すお題決まっててそれに沿ってやるらしいぞ。恋愛人ちゃんと最愛ちゃんの魔法界のお菓子とか楽しみだよなー」
青「思いました!」
期「あくまでお菓子ですか」

湯「なんかさ、またこっそり集まりたいよな。後一回とか話し足りん」
青「いいですね!また話しましょうよ!湯飲みさん何か料理作ってください!そんでボーイズトークしましょう!」
期「色んな摂理ねじ曲げて集まれてるんですよね…?それってまずいんじゃ…」
「「バレなきゃ問題無い(です)」」
期「っはは…!わかりましたよ、じゃあ次は内緒で」




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