迷探偵シリーズ

※『迷探偵』シリーズと同設定。



豪華客船貸し切りで行われたとある財閥のパーティ。ゲストとして招待された小五郎に連れられてパーティに参加したコナンと#name2#と蘭。会場に居た園子と合流して聞いた言葉にコナンはニヤリと口元をあげた。

「今夜、キッド様が来るんだって!」

警備の人間も含め、皆キッドを警戒していたが、それと同時に起こった殺人事件。犯人を追い詰め、おっちゃんを時計型麻酔銃で眠らせて事件を解決させた次の瞬間。

「っっ!!」

身近に居たコナンは、逆上した犯人に窓の外へと投げ飛ばされた。



────

 快斗Side

犯人によって勢いよく空に放り投げられる名探偵。周りで悲鳴が上がると同時に俺も飛行船から飛び降りた。
いくら敵とはいえ放っておくなんて出来なかった。重力を直に感じながらなるべく空気の抵抗を受けないようにして急降下した。

「キッド…!?」
「よう、名探偵。こんな状況前にもあったな…って、あれ?」

ガッチリと名探偵の体を抱き締めて背中のハングライダーを開こうとスイッチを押す。しかしそれは開かれる事は無かった。

「どう、したんだよっ…!?」
「あっれぇぇええ!?ちょ、ハングライダー開かねえんだけど!!」
「はあっ!?」

カチッカチッと何度も押すが、一向に開かないそれ。

「どうするんだよ!!」
「待て待て!今考えるから!」

IQ200?300?だかの天才だろう俺!マント…は今無いし、ロープや糸は今更だ。くそっどうする…!
成す術もなく降下していく男二人。ちくしょー!

「どうせ抱き締めるなら女の子が良かった…!」
「あ!?何ふざけたこと言ってんだ!」
「まったくだね。折角此処まで来てあげたのにー。」
「けどよーって…あれ?」
「…」

いつの間にか隣に居た#name2#に名探偵と一緒に首を傾げる。周りに視線をめぐらせれば此処は空。…あれ?

「お前何してんのーーっ!?!?」

思わずキッドのキャラを忘れて叫んだ。









と此処まで書いたのですが、この後火遁にすると目立つし、ロープ的なモノもどうかと思って保留。取り敢えずネタに投下。




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