FF | ナノ



※学ぱろです






「スコール!」

ジタンはスコールを見つけて声をかける

「ん、バッツはどうしたんだ?」
「もうすぐ来るはず…あ!」

おーい!とバッツがかけてくる。手にはたくさんのチョコレート。ジタンは思わず口笛を吹いた

「もてるねえバッツ」
「ジタンももらってたろ?」
「全部断った。オレにはダガーのだけあればいいの」
「惚気か」
「そういうスコールもリノアちゃんからもらってるくせに」

スコールは顔を真っ赤にさせてうるさい!なんて言っている。ふとバッツがスコールのポケットから紙きれがでているのを見つけた。

「これなんだ?」

スコールが気づいた時にはもう遅い。紙はバッツの手の中。紙にはメールアドレスとよかったら連絡下さい、の文字が可愛い丸字で書いてあった。

「なんだなんだスコールう〜」
「もしかしてチョコより甘い物もらっちゃったかあ〜?」

ジタンはそう言いながらスコールを肘でつつき、バッツは小指を立てながらにやにやしている。

「靴箱に入っていただけだ」

スコールは淡々と返す。しかし手はふるふると震えており、目は宙をさまよっている。動揺がまるわかりだ。

「まあまあ照れんなって〜」
「青春してるな〜」
「リノアちゃんに怒られるぞ〜?」

ジタンとバッツが矢継ぎ早にまくし立てる。2人にとってはスコールをからかうのがとても楽しいのである。しかしスコールだってからかわれてばかりでは堪らない。

(うざったいやつら…)

自分が反応するから奴らは面白がってからかうのである。スコールは無視を決め込むことにした。そんなスコールを見て二人は

「まあまあ拗ねんなって」
「あそこのコンビニで何かおごってやるよ」

スコールは少し機嫌をなおして、チョコレートだな。と呟いた。そのことでまたからかわれたのは言うまでもない


男のチョコレート事情
(スコールが、スコールが、コンビニでチョコレート…)
(笑うな)


--------------
Happy Valentine's Day!

スコールは甘党な気がした



人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -