カインは信用できない。どんどん仲間を倒して勝ってにどこかへ行ってしまう。私が訳を聞いても、容赦なく切り付けて来たし、そのくせにティファには本当のことを話していたらしい。ああ、なんだかいらいらする。
カインのことを考えていたら、いつの間にかカインが近くに来ていたらしい。おい、と話し掛けて来た。
「すまなかった」
「何がだ」
「お前に何も話さず勝手に行動したこと、だ」
カインが突然謝ってきた。何を今更、と言いたかったが飲み込んだ。なんだかこれでは私が心の狭い人間みたいじゃないか。
「許してくれとは言わない、しかしまた一緒に戦ってくれないか?」
カインは信用できない。もしかしたらまた裏切られるかもしれない。しかし私はもう一度カインを信じてみようと思った。しかし完璧に信じてみるのはなんだか癪にさわった。だから、
背中なんて預けないけどたまに寄り掛かるくらいさせてあげる
「お前はもう少し皆に頼れ」
「ああ、これからはそうさせてもらう」
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お題元:sting
カイライっぽいのを書きたかったんだ