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スコールがまた一人でイミテーションに突っ込んでいって、ボロボロになって帰ってきた。せっかくなんだからアシストとか呼べばいいのにさ。

「俺は一人で戦う道を貫く」

そう言って拗ねるスコールにジタンは苦笑しながらポーションをかけていた。

「でもまあ、ピンチの時はたまには呼んでくれよ?スコールが傷ついて帰ってくるのなんて見たくないからな」

おれもそーだそーだ!とジタンと一緒に声を合わせて言う。スコールは一人で突っ走りすぎなんだよ。もうちょいおれたちのこと信用してくれてもいいんじゃないか?

「別にお前達のことを信用していない訳ではない。お前達にはお前達の敵がいるだろう」

おれとジタンは2人してきょとんとしてしまった。それってあれ?おれたちのことを心配してくれてんの?
ジタンと2人で顔を見合わせる。ジタンも不敵に笑っていたから多分おれと同じことを考えていたんだと思う。
おれたちはにやりと口角を上げて笑うとこちらに背を向けているスコールに近づいて背後からスコールをくすぐってみた。

「ばッ……!やめろ気色悪い」
「へへー!スコールおれたちのこと心配してくれてたんだ」
「素直じゃないなあ、スコール」

スコールはばつが悪そうな顔をして俯く。ジタンがおもむろにでもさあ、と口を開いた。


もーちょいオレらを頼ってよ

「ほら、仲間なんだから。助けたり助けられたりなんてお互い様だって」
「それにおれは強いからな!」
「そんなこと言ってたら足元すくわれるぞォ」

ふとスコールの方を見るとスコールは笑っていた。
(たまには……こういうのも悪くないな)


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お題元:sting

遅刻したけど獅子の日おめでとうスコール!







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